記帳指導は続けていきたい

昨年8月から2月まで税務署からの依頼で記帳指導を行っていました。

今年も記帳指導をお引き受けしました

個人事業主・フリーランスに絞ったのは記帳指導の経験があったから

もし記帳指導を業務メニューにするなら…

個人事業主の方で開業間もない方や経理記帳に不安を抱えている方向けでしたが、今後も関われるのであれば記帳指導は続けていきたいなと考えています。

決して報酬がいいわけではない

記帳指導でいただける報酬自体は決して高いわけではありません。

何なら1件顧問先を作るとか確定申告書作成を請け負ったほうが正直報酬はいいです。

記帳指導をお受けになる方は無料です。

これは税務署側(国税局)から委託された税理士が対応するので報酬は税理士会から支払われます。

同じ支部に所属する税理士からは、「記帳指導からお客様を捕まえたらいい」とよくおっしゃっていただきます。

ただ、まだ開業して間もない方ですとお金の余裕もないでしょうし自分で確定申告書の作成提出までできるようになりたいという方もいらっしゃいます。

私個人的には、別に税理士に頼まずに自分でできるようになったらそれが一番の理想だと思っています。

分からないところだけ確認をしたいならその時に税理士にスポットで依頼するでもいいんじゃないのかなと。

【事務所お知らせ】  

教える楽しさ

昨年初めて記帳指導を行った時は、何をどうお伝えしたら理解いただけるのかと不安に感じながら書籍を数冊買ったリネット記事を参考に試行錯誤を繰り返していました。

もちろん今回も同じで、業種が異なれば内容も異なるのが一般的です。

記帳指導対象者から事前にヒヤリングをしてどこがお困りなのかを把握したうえでお話を進めていきました。

まったく経理などやったことがないという方には、経理の仕組みから帳簿のつけ方を指導。

一方である程度経理をしたことがある方であればアドバイスにとどめる。

今回心がけたのは、疑問点がないかどうか毎回確認しながら進めたことです。

一方的にしゃべるよりもお伺いした内容に特化させていったほうが理解しやすいのかなと感じたからです。

その中で改めて相談されたこととそれに対してご理解いただけたことで教えるという楽しさをさらに発見できたのは大きかったです。

感謝の言葉をいただく

今年は5件担当させていただきましたが、最終回4回目終了後に感謝のお言葉をいただきました。

  • 説明が分かりやすかったです
  • 自分でやれそうな気がします
  • 丁寧に教えていただけました
  • 来年もお願いしたい

こういう言葉をいただけるとやってよかったなと思うわけです。

いくらもらえる報酬が安くても自分でやってみようと思っていただけただけで記帳指導の目的は1つ達成できたのかなと思いますので。

わざわざ後日お手紙までお送りいただいた方もいらっしゃいます。

それだけお役に立てているのかなと思うと、さらに今後も記帳指導は続けたいなという励みにはなります。

記帳指導対象者の協力があってこそ

今回5件ともですが、皆様時間通りに準備していただいたり、当日もしキャンセルがあればご連絡いただくなど、協力的な方たちばかりでした。

記帳指導を進めるにあたっては、まず記帳指導をお受けになる方たちの協力なしには成り立ちません。

  • 当日のドタキャン
  • 急に連絡が取れなくなる
  • 当初の計画より大幅な変更

事前にご連絡をいただければこちらと税務署側で調整ができるものですが、何も連絡がないと心配になってしまいます。

もちろん仕事でお忙しいのはよく分かりますけど、事前にメールアドレスをお伝えしているのと緊急連絡先として携帯電話番号をお伝えしているので連絡はできるのかなと。

それすらしてもらえないとなると記帳指導を受けたくないのかなと思ってしまいます。

また私自身の教え方に問題があってお断りしたいのかなとも思ってしまいます。

そんなときは税理士ではなく税務署側に直接連絡いただいても何ら問題はありません。

どこの説明が不足していたのか今後の課題を把握するきっかけにもなりますので。

まとめ

今年の記帳指導でもやっぱり反省すべきところはありました。

完璧なものは無理ですけど来年以降ももし可能ならサポートはしていきたいなと思います。

また、事務所の業務メニューとして「経理コンサルティング」という形で記帳指導のような内容をご提供できればいいなと考えています。

今後も記帳指導に協力できたらいいなと思います。

では。

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