税理士・社労士として開業してからようやく少しづつですがお申し込みをいただけるようになってきました。
しかし、いまだ充分に稼げるようになっているかというとそういうわけでもありません。
ネット営業をする傍ら、やりたい仕事や興味がある仕事はお受けするようにしています。
家業経理
もともと税務署を退職して田舎に帰ってきた理由として、家業経理を手伝ってほしいと言われていました。
実家は小さな建設会社ではありますが、建設業経理を勉強していた私ならきっと経理も楽になるだろうということだったようです。
今も家業の従業員としての立場で働いています。
経理は毎日ではありませんけど定期的に事務所へ向かいます。
同じ敷地内にある自分の部屋で税理士事務所を開業したこともあったので利害関係の観点から家業の税務顧問はできません。
ですので、私は決算書を作る前段階の日々の経理や給与計算を行っています。
ただ現場に行く回数は少ないので、現場で使う材料や経費に関しての判断は父親や妹に確認をしてもらっています。
実際、建設業経理士の資格を持っていると経理はずいぶんと楽だなと感じますね。
経営事項審査でも建設業経理士1級資格者には点数が加算されますので。
特殊なので勉強しておいてよかったなと思います。
【事務所お知らせ】年金相談
社労士として開業してから何をやろうか考えているときにお声掛けをいただいたのが年金相談です。
実際始めてみるとお客様への対応や自分の能力のなさに唖然として嫌になることもあります。
大変だなと日々思いますし、前日と当日夜は眠れないこともしばしば。
しかし、年金相談をやってみると税金のお問い合わせが非常に多いことがわかりました。
年金を受け取ると基本的に税金がかかりますし、働きながら年金を受け取る方が多いので税金のことも気になるんでしょうね。
そんなときに税理士としての知識も活かせるなと感じます。
お客様から「勉強になりました」や「親切に対応してくれてありがとう」という言葉をいただけることでまたチャレンジしてみようかなと思えます。
ちなみにいただける報酬が安いこともあって私が住む県では従事する社労士が少ない状況が続いているようです。
税理士事務所
地元の税理士事務所にて確定申告時期だけお手伝いをさせていただいています。
地元の同級生の父親でもあり重鎮の税理士から昨年お声掛けをいただきました。
今年で2年目になります。
当初は使っている会計ソフトの操作や税理士の意図が分からずに苦労しました。
お客様のほとんどが農業申告で記帳代行です。
農業申告は決算書に特徴がありますので、その決算書の把握から始める必要があります。
今年はというと昨年と同じ流れで慣れてきているのもあって自分で決算修正までやってあとは税理士のチェックを受けてすぐに申告書作成に移っています。
このお話をいただいたときは税理士事務所で勤務したことがなかったのと、記帳代行から申告書まで一から作成するという経験を増やす意味でありがたくお受けしました。
最初は税理士にもかなり質問していました。
経理処理の方法を確認したり、疑問に思ったことは調べてもらったり。
それを繰り返すことで確定申告書作成の慣れをつけることができました。
報酬よりも「やりたい・興味がある」か
これらの仕事から得られる報酬は正直少ないです。
労力やストレス・時間がかかっているわりに、です。
でも今後のことを考えてやっておきたい・興味があるものは一度やってみたらいいと思うんですよね。
士業の方が独立後アルバイトをするのかどうか?というのがネットで流れたりしますが、アルバイトすること自体は全然いいと思います。
生活していくためにはやむを得ないことかもしれませんし。
ただ、ひとつの線引きとして、
と決めておいたほうがいいかなと思っています。
税理士・社労士として開業したのですから自分でお客様の対応をして報酬をいただけるようになるのが本来です。
あくまで本業があってのこと。
そのためにはむやみやたらに仕事をしないことも大事かなと思います。
まとめ
ちなみに開業1年目は売上10万円以下でした。
田舎で実家暮らし・自分のお客様は少ししかいませんがいろいろと仕事をしながらゆとりを持った生活を送っています。
でもいつかは本業をメインにできるよう、今は種まきの期間なのかなと自分に言い聞かせています。
では。