クラウド会計を使うメリットのひとつとして、銀行・クレジットカード・電子マネー・通販(Amazonなど)の明細を自動取得することができます。
これまで手入力でしていた作業や手間が省けて入力ミスもなくせるので正確に帳簿を作成することができるようになることが期待できます。
インターネットバンキングへの申し込み
この自動取得を行うためには、インターネットバンキングへのお申し込みが必要です。
登録から利用開始までに日数がかかることがあります。
最初めんどくさく感じるかもしれませんね。
ただし手続きにあたっては、金融機関のサイトを確認していくと流れが書かれていますし金融機関によっては動画まで上げているところもあります。
ただワンタイムパスワードだったり、暗証番号を設定したりと何かと最初が手間なんですけど、ここを乗り越えたらずいぶんと楽になります。
また、自動取得を開始するにあたっては、各金融機関のインターネットバンキングにログインする際のIDやパスワードが必要になります。
IDやパスワードの管理って大変ですよね。
私は当初Excelで管理していましたが、たびたび更新が入るために新たなパスワードを設定したとしても一定期間が過ぎるとまた更新になります。
IDとパスワードを一元管理できたらインターネットバンキングを導入する際にも便利ではないかなと感じます。
LastPassでパスワード管理
私はというと、LastPassというパスワード管理ソフトを使って金融機関のID・パスワードを一元管理しています。
こちらは税理士の先生方から教えていただきました。
個人利用の場合ですと無料で使えます。
結局パスワードを管理するのにはなるべく複雑なものを設定すべきなのですが、そうなると覚えていられません。
パスワード管理ソフトは自動で複雑なパスワードを生成してくれますし、しかも金融機関サービスごとに記憶もしてくれます。
GoogleChromeのパスワード管理機能
GoogleChromeにもパスワード管理機能があります。
複雑なパスワードの自動生成も可能ですしサービスごとに記憶もしてくれて無料で使えます。
実際私も使っていますが、一か所にパスワード管理を集中してしまうというリスクを避けるためにLastPassも併用している、という感じです。
インターネットバンキングへの申し込みで諦めてしまう方へ
なかなかインターネットバンキングを利用することに抵抗がある方もおられます。
冒頭でも書きましたけどIDやパスワードなどの設定がめんどくさいからやめておこうと。
ネット上にID・パスワードを入力することすら嫌で(抜き取られている感覚なんでしょうか)、手元にメモとして保管しておきたいという方もおられます。
別に紙でID・パスワードを保管しておくことは否定はしません。
でも、人の記憶って曖昧で信用ならないことってよくありますよね。
紙そのものを知らないうちにどこかに置いてまま出てこない・誤って捨ててしまったとか。
だったらITを活用して管理してもらったほうが逆に安心だと思うんです。
それなりにセキュリティ対策をされているからこそ、インターネットバンキングへ申し込みをする際に手続きが複雑化しているんでしょうから。
クラウド会計を利用しようとする以上、経理を効率化させたいと思っている方が多いと思います。
最初ひと手間かもしれませんね。
私も当初インターネットバンキングの申し込みがめんどくさいなと思っていました。
しかし、今クラウド会計を使って自分の事務所経理をしていますが1日5分程度で終了します。
最初は時間がかかります。これは仕方ない。
でも今後のことを考えたらインターネットバンキングへの申し込みを終わらせることがクラウド会計導入への第一歩だと思います。
まとめ
私がクラウド会計導入をする際のまず大きな壁だと思っているのがこのインターネットバンキングへの申し込みです。
最初の一歩がなかなか踏み出せない。
「めんどくさいから紙の通帳のままでいいや」「自動入力などいらない」と判断してしまいがちです。
めんどくさいのは最初だけで乗り切ればきっと経理を効率化できるチャンスがやってきます。
では。