税理士社労士業を始めて3年。
最近お仕事も少しずつですがいただけるようになりました。
公務員で働いていた時とは仕事の精度に関するとらえ方が変わってきた気がするなと思ったことを書いてみたいと思います。
求められる精度とは
この仕事をやっている以上はご依頼いただいたお客様を混乱させてはいけないと思っています。
間違った申告書・申請書を作ってしまう、税額や計算方法など間違ったことを伝えてしまうとか言い忘れてしまうなど。
せっかくご依頼いただいているのにその精度が悪いとお客様も困りますので。
私もその点は注意をして仕事をしているつもりです。
正しいものをお客様に提供することを精度100%だとし1か月以内にその仕事を完了させなければならないとしたら、過去はどうだったのかなと振り返ってみました。
【事務所お知らせ】公務員時代
公務員時代はある仕事をすると最後は必ず上司のチェックが入りました。
ひとりで進めるわけにはいきませんでしたので。
心がけていたのは、1か月以内に完了しなければならない仕事だとしたら、できるだけ2週間以内までに精度80%程度のものは提供できるようにと考えていました。
精度100%を目指そうとすると下手したら期限に間に合わない可能性がありますし、上司からしても早めに確認をしたいでしょうからね。
もちろん精度100%は目指すところではありますけど、後で上司のチェックにより内容が一気に変わる可能性もあります。
期限ギリギリになるよりかは精度80%をまず目指したうえで残りの時間で100%に近づける、という考えをずっと持ってきました。
実は今も基本的にその考えは変わっていないです。
いきなり精度100%を求められる仕事も
ただし、仕事により当日その瞬間で精度100%を求められる仕事も存在します。
私が今やっている年金相談はまさにそうなのかなと。
年金相談では当日の請求書受付から審査まで窓口が担当しますし、必ずバックにいる職員がチェックすることになっています。
しかし、遠くからご来訪のお客様の場合には書類不足などがあると手間を煩わせることになりかねません。
書類の不足なら郵送で対応することも可能ですけど、説明が必要になったら再度ご来訪いただくことにもなります。
窓口に来ていただく段階で精度80%程度という中途半端は許されないわけです。
もともと精度100%にするのに時間がかかると自分では思っています。
まず早い段階で精度をある程度高いところへ持って行って微調整をするというのが私には合っているようです。
私が提供する仕事
私が今ご提供している仕事は、事前準備が欠かせないのと最初から100%の精度は正直難しいと思ってやっています。
ただお客様の考えにより変わる可能性もあります。
お客様が決算書・申告書の数字について完成したものだけを確認したい場合と、まずは概算の数字を把握したうえで完成品を見たい場合もあるでしょう。
私の事務所でご報告させていただく場合完成したものだけを確認いただくことはしていません。
概算を早く知りたいという方もおられますので。
税務調査でも精度100%=「誤りなし」の調査はほぼあり得ないのですが、事前準備をすることで精度をある程度100%に近いものにすることが可能だと考えています。
完了時に一気に100%に持っていくことは怖くてできないなと改めて感じます。
年金相談をしていて後から出てくるミスを見ると、やっぱりある程度早い段階で準備をしておきたいなと。
それができないとなると正直自分の仕事からは外れてしまうのかなと。
もちろん精度100%にする努力を身に着ける意味ではいい訓練にはなっていますけどね。
まとめ
最近年金相談時のしょうもないミスをするので最初から精度100%を目指すのは私には厳しいなと思うようになりました。
いったん早めにとりかかり精度高めにまずは準備しておくこと。
その後は微調整を加えていく方向で。
公務員時代と違うのはチェックする立場の上司がいないことですが、それは再度自分の目で何度も確かめていくしかないでしょうね。
チェックリストを作ったのも第三者目線で再度確かめるという意味もあります。
皆様は一気に精度100%に持っていきますか?
精度80%を目指してから微調整をして精度100%にしますか?
では。