10月から各予備校で来年受験用の対策講座が始まったようですね。
来年の受験まで長丁場となりますが、とにかくペースを大事にして復習中心でいきましょう。
以前にも試験のことは書きましたが、今回はより具体的にどの時期に何をやっていたかを書いてみたいと思います。
参考:社会保険労務士試験
10月・11月~翌年4月まで(講義編)
TAC 総合本科生 池袋校日曜クラスへ通学
この前も書きましたが、TACの「宮島哲浩」講師の評判が高かったので受講できる校舎と時間を選びました。
2021年受験用の日程表を確認してみると、宮島講師は、
- 10月開講
池袋校:日曜クラス(10時から16時半)
渋谷校:土曜クラス(10時から16時半)
- 11月開講
横浜校:月木夜クラス
を担当されています。
10月開講はもう始まっていますが、追いつくまでDVD通学して授業に合流できたと思いますので、そのあたりはTACの窓口の方にお聞きいただければ。
私が通っていた時と同じように3か所で講義を担当されているようですね。
相変わらずの人気講師っぷり。。
関東にお住まいの方は、ぜひ受講を検討していただきたい講師です。
TACにはいろいろなコース設定が設けられています。
初学者向け
- 総合本科生(スタンダード)
- 総合本科生Plus
受験経験者向け
- 上級本科生
- 上級演習本科生
- 総合本科生
- 総合本科生Plus
正直、どちらの方も「総合本科生」でいいと思います。
ただし、宮島講師の授業を受けられたらのお話です。
正直、総合本科の内容を十分に理解できないまま上級本科や演習本科へ行っても無意味かなと。
まずはしっかり基礎をつけていきましょう。
私が受験したときは、宮島講師は通学しか担当しておらず、池袋か渋谷のどちらかが通学圏でしたが、土曜日に通院していたこともあり池袋の日曜クラスに通うことにしました。
授業の受け方
10月から翌年4月までで、社会保険労務士の試験範囲を一回転します。
まずは、授業に毎回出席します。授業の前に5分くらいテキストをさらっと眺めておくと理解は進むかもしれませんが、基本的に予習は不要です。復習が大事です。どの科目も手は抜かないように。
宮島講師は早口ですが、大事だというところは強調されますので聞き逃さないようにします。
また、講師オリジナルレジュメ「デジボ」が配布されますので、授業中はそれに書き込みをしながら集中して講義を聞きます。
TACでは、毎回の授業でミニテスト・テキスト終了ごとに実力テストが行われます。
これらテストも毎回受講します。
宮島講師クラスはどこも受講生が多く、できるだけ早めに着席しておきミニテストの予習をしておきました。
私も1時間前くらいには教室にいて、40分近くは予習してました。
クラスには再受験生も多く、中には10回以上受験されている方もいらっしゃいましたが、たいていそういう方はテストは受験していません。
自分でできるという自信があるのでしょうが、私はおススメしません。
特に1回で合格したい方はミニテストからきちんと受講しましょう。
点数は気にしなくてもいいですが、できればいい点数を取っておきたいところです。
講義終了後 デジボをテキストに貼り付けつつ講師に質問
講義終了後、教室に残ることができます。日曜日のクラスですので、この後に授業がないことが多いからです。
宮島講師も残ってくださっています。
私は、テキストをざっと読みつつデジボを該当ページに切ってのり付けしてから、分からないところがあればその場で質問していました。
宮島講師から各テーブルに回ってきてくださって勉強のアドバイスを頂けることもあります。
残ったものの特権のような感じでした。
毎回教室を出るのは17時半から18時ころでしたね。
帰宅後から翌週の講義までやっていたこと
- 週前半:授業の範囲のトレーニング+過去問をチェックしテキストに書き込む
TACのテキストには、過去問の出題年度の記載があります。
その過去問を全てチェックしてテキストにマーカーをしたり要点を書き込んだりします。
1日で2コマ分の授業がありますから、まずはこの2コマの復習を週の前半(水曜日くらい)までにやってしまいます。
今はトレーニングという教材があるようなのでそれをメインにしてもいいかなと思いますが、過去問重視でいきましょう。
- 週後半:過去の授業分の復習
過去問もそうですし、ミニテストや実力テストもこの週後半に行います。
社会保険労務士試験は過去問が重要。
4月までの1回転の間にテキストに掲載されている過去問は全てチェックしておきたいところですね。
勉強時間は平日2時間以上は確保していました。ただ、自宅では1時間くらいで、通勤時間や空いた時間などの「スキマ時間」を活用していました。
土曜日は平日の予備+2時間程度でしたね。
宮島講師から勧められる市販問題集
宮島講師からTACの合格のツボという市販問題集を勧められるかもしれません。
私の時は、合格のツボ択一対策を勧められて購入しました。
実際やってみましたが、確かに実力はつきます。
しかし、まずは過去問です。
過去問をやって時間が余ったり、もっと問題を解きたい場合はやってもいいかなと思います。
合格のツボ選択式対策もありますが、私はやりませんでした。
「暗記カード」はおススメ!
なぜ、上記の合格のツボ選択式対策をやらなかったというと、この教材があったからです。
「暗記カード」は、TACテキストのポイントをまとめたB6サイズのまとめ本です。
ところどころ重要用語が空欄になっており、選択式対策ができるようになっています。
このカード、他の予備校の方も購入したり、試験合格者の方も購入されていたりするくらい有名な書籍です。
私も試験合格後も購入していたくらいです。
電車の中でも活用できますし、正直選択式の勘どころはこのカードで学んだといっても過言ではありません。
ちなみに「暗記カード」は市販書籍ではありませんので、本屋で販売されているわけではありません。あくまでTACの内部教材という扱いです。
しかし、TACの社労士講座申し込みサイト”e受付”の「2021年合格目標パック・単科」というところで販売されていますし、TAC校舎でも申し込みできます。
択一式と選択式の学習優先度合い
試験は、①文章の穴埋め形式の選択式と、②正誤を判定していく択一式から成り立っています。
試験で難しいのは選択式で、択一式はまず対策しやすいですので差がつきやすい択一式対策からやるのが通常かなと思います。
しかし、最終的にはどちらも手を抜かずやる必要があります。
テキスト+過去問+暗記カードの3点セット!
10月から4月まではこの3点セットです。
あと、市販の合格のツボ択一対策をやるかどうかかなと思います。
5月から本試験まで(直前期)
オプション講座:横断セミナーと法改正セミナーは絶対受講する
4月の講義編が終了すると、5月の直前期開講まで1カ月間が空きます。
その時にTACでは「オプション講座」というものが開講されます。
通常講座には含まれておらず強制ではありませんし、別途料金がかかります。
多くの講座が開講されますが、「横断セミナー」と「法改正セミナー」は絶対受講しておきましょう。
横断セミナーは似たような概念が多い社労士試験科目を横のつながりでまとめる講座で、法改正セミナーは直近の改正項目をまとめたものです。
特に法改正は必ず試験に出題されますし、今まで勉強してきた内容が大幅に変更になることもありますのでとても重要な講座です。
答案練習を繰り返す
直前期に入ると、毎回「答案練習」というテストが続きます。
とにかく大変な時期です。
ここで、4月までの知識がどれだけ定着しているのか確認できますが、たいていまだ定着していないのが普通だと思います。
結果は気にせず、毎回受けた答案練習はきちんと復習します。
4月までと同じように、出題されたところをテキストで確認してチェックしておきます。
このとき、間違えたところは確実に理解しておきます。
正解したところは次回も間違えない可能性が高いからです。
私は間違えたところだけを優先的にチェックできるように付箋を貼ったりメモ書きしておきました。
どちらかというと、直前期は過去問から答案練習へシフトしていく時期です。
答案練習は今年の出題予想が織り込まれていますし、法改正も対応済みです。
過去問も当然答案練習に織り込まれていますから、直前期に過去問を解き始めるのはあまりふさわしくないかなと。もっと早い時期に過去問は解いておくべきだと思っています。
生活リズムを整えておく
勉強時間は4月までと変わりません。
やることが増えてくるので、あえてゆとりを持った計画と生活リズムを作るようにしたほうがいいと思います。
私の場合、仕事が忙しくなったり上司との関係が悪化していた時期と重なったために勉強時間を減らさざるを得ませんでした。
しかし、過去問を解き終えて答案練習にシフトしていたことと、計画をゆるくしていたので十分やっていくことができました。
なお、暗記カードは5月以降も常にチェックしていましたよ。
まとめ
私はこれらの勉強を続けて1回で合格できました。
教室に通うと勉強仲間ができたり、宮島講師クラスは飲み会が行われますので知り合いが増える機会も多いです。
知り合いをつくることはいいことだと思いますが、ある程度の距離感は保っておいたほうがいいかなと。
受験経験の長い方はつながりから抜け出せないような感じでした。
合格してからいくらでもつながれるので、それまでは我慢しましょう。ある程度のところで知り合いをつくるのはやめて、自分の勉強に集中すべきだと思いますよ。
ちなみに私が合格した年は、合格率が7%台後半でした。
選択式は足切りなし。択一式はいつも得点源だった労基で失敗しましたが、他の科目でカバーできました。
では。
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