巷では、○○専門税理士・社労士として差別化を図る方もいらっしゃいます。
私も以前業種に特化した税理士・社労士として活動しようか考えていたことがあります。
【事務所お知らせ】業務特化を目指していた
開業当初は、業務メニューを絞って活動することを決めていました。
ひとりで活動するためにはあれもこれもと手を広げずに、まずは経験したことがあったり興味がある仕事をやっていきたいと考えていました。
今も税務調査や源泉所得税・年金を柱として活動しています。
しかし、会社や個人事業主の方の業種も気になるものです。
毎年個人事業主の方向けに記帳指導を行っていますけど、様々な業種があってその都度業務内容を教えていただきながら指導をさせていただいています。
それも楽しいんですけど、どこかで業種に特化してもいいのかなと思い始めています。
建設業?農業?業種特化のしかた
私が考える業種とは、「○○業」のことであり法人・個人は問いません。
建設業は、家業が建設会社であり経理もやっていること。
さらに建設業の仕事内容も把握できていること。
働き方改革により令和6年4月以降、時間外労働に関する上限規制が行われているため36協定などの締結のほか、労災や安全衛生面でも問題が起こってくるでしょう。
社会保険労務士としての仕事にもつながるのではないかと思っています。
税理士兼社会保険労務士としてワンストップで対応できる強みはあるのかなと。
また、確定申告時期に税理士事務所で農業申告のお手伝いをやっている関係で農業の方の税務サポートができたらいいなと。
和歌山県は梅やみかんなどの農家が大変多いわりに税務申告は自分で作成されていることが多いです。
青色申告10万円控除が一般的であり、65万円控除を受けられている農家は多くありません。
農業申告は決算書作成から独特ですし、一緒に農家の方にも協力を仰がないといけない部分があります。
在庫管理などはまさにそうで、例えば梅の在庫カウントは農家に確認をしてもらわないと難しいです。
業種に特化するというのも自分の経験を活かせるのでいいのかもしれません。
業種特化の懸念
ひとつ大きな懸念材料として、業種に特化したときにその仕事が好きでいられるかどうか。
例えば、建設業ですけどもともと税務調査において不正が多い業種だと言われています。
実際、建設業を営んでいると外部からの圧力やらで不正を犯してしまうケースも見聞きします。
もともと経理がずさんな印象があったりしますし。
建設業を顧問に持ったときに果たして嫌気がささないかが不安です。
今建設業の家業経理をしているからこそ大変さもわかりますしね。
現状は特化していないけど…
今現状は業種の特化はしていません。
それより、ある立場の人のサポートができたらいいなと思って今業務メニューを考えているところです。
また、お客様にもっと知ってもらえるように事務所ホームページやSNSで情報を発信していくことも大事ですね。
もし依頼が今後も少なかったら業種特化という方法も考えてみていいのかもしれません。
お客様との相性が大事
ただ、結局のところお客様との相性が合うかどうかだと思うんですね。
一緒に仕事をしたいと思っていただけるのかどうかではないでしょうか。
業種に特化したところでお客様との意見が合わなかったらお互い不幸になってしまいかねません。
求められていることが違ったら申し訳ないですし。
なかなか業種特化をすることに慎重になっている理由がそこにあります。
まとめ
最近は業種特化よりはある立場の方のサポートをしたいという気持ちがあります。
それがご希望に沿った業務メニューにできるのかどうかはこのブログなどを通じて情報発信を続けていくことにあるのかなと思っています。
そのためには日々の自己研鑽は欠かせませんね。
では。