8/25(日)は社会保険労務士試験の本試験日ですね。
受験生の皆様、暑い中お疲れ様です。
私は社会保険労務士試験に合格してから10年以上たって登録しましたけど何とか今も仕事をすることができています。
今すぐ使わなくても資格は持っておいて損はないです。
社会保険労務士登録までの経緯
私が社会保険労務士試験を受験したのは平成20年です。
なんとか1回目の試験で合格することができました。
その後、平成21年8月に事務指定講習を修了しています。
税務署勤務中でしたので夏休みの休暇などを利用して参加しました。
事務指定講習を終了後、登録は令和3年4月なのでこの間約12年空いています。
この間は税務署にて法人税の税務調査や源泉所得税担当をしていましたので正直社労士業務をやった経験がありません。
【事務所お知らせ】毎年テキストをなんとなく読んでいただけ
事務指定講習以降は市販されている社労士受験用のテキストを毎年買ってさらっと読んでいただけでした。
源泉所得税担当をしていたので、給与計算や年末調整時期になると知識が活きましたがそこまで頻繁に使うこともなく、受験で得た知識が徐々に抜けていきました。
法改正なんてほとんどついていけていませんでした。
登録時に焦る
結局税務署を退職してから家業の経理事務を始めました。
家業経理とともに社保の手続きや給与計算も担当するようになって慌てて社労士試験の知識を確認することに。
この時は手続きの実務書を買ったり給与計算の本を買ったりして何とか対応していました。
そして、登録したいことを両親に告げて登録をしたものの焦ります。
果たしてお客様を抱えるまでになるのだろうか、と。
登録前は法人のお客様と顧問契約を結んで、税務と労務両方をワンストップで対応できるようにしようと思っていました。
しかし、登録後は個人のお客様と接する機会が多くなっていきます。
大きな転機が訪れたのは年金相談員への応募でした。
年金相談の道へ
社労士登録をしたのが令和3年4月。
登録した和歌山県社労士会から年金相談員と労働相談員の募集がありました。
相談業務をやってみたいなと軽い気持ちで応募したところ早速当時の年金相談チームの副会長から連絡がありました。
お話を聞いてみて面白そうだなと思ったので東京であった年金相談初心者研修に参加したのが令和3年11月。
その後街角の年金相談センターや年金事務所でのOJT研修を経てなんとか年金相談員として窓口に入れるようになって今3年目を迎えたところです。
年金相談員の仕事がメインになってきたのもあって労働相談員はやめてしまいました。
正直年金相談をしていていまだに不安になったりミスもあったりして凹むことはよくあります。
知らないことばかりで先輩社労士やバック職員に確認する日々です。
それでも、今や社労士業の売上の柱になっているんです。
どう転ぶかわかりません。
期間が空いても大丈夫
私は登録まで約12年空きました。
その間年金の知識は完全に忘れていました。
しかし、年金相談員初心者研修の前に年金の勉強にかなりの時間を割いていた気がします。
研修受講前にWEBで行われるテストがあり合格しなければ受けることができません。
最初は何度も不合格で全く先に進めませんでした。
その後東京での研修を終え、街角の年金相談センターでOJT研修を受け始めるときには泣きそうになりながら「年金ガイド」というパンフレットを読んでいましたね。
もちろん今も勉強会や研修が定期的に行われますが、いまだに聞いていて何を言っているのかわからないこともしばしば…。
そんなときは先輩社労士に聞いています。
みんな悩んでいるんだなと思うと気持ちが楽になります。
最初は緊張して話せなかった先輩社労士とも今は楽しくお話させていただいています。
あとは、年金相談の経験が増えてきたからでしょうかね。
お客様に説明していておかしいなと思ったらバックに確認するとか、ミスしたら再度勉強しなおすとか。
期間が空いている分まとまった勉強期間と経験が必要かもしれませんが徐々に階段を上っていけばいいんじゃないかなと。
まとめ
社会保険労務士試験。
まずは合格を目指してくださいね。
その後のことは合格してからじっくり考えてもいいと思います。
正直私のように登録まで期間が空いても大丈夫です。
実務経験がなくても「当たって砕けろ」の精神でミスしながら経験を積んでいきましょう。
では。