年金相談員になってから3年目を迎えました。
今もまだまだ不安なことも多いですしミスをすることもありますけど、自分にしかない武器を活かせているのでは?と思っています。
年金相談員と税理士
年金相談をしていますと、公的年金等の手続きにとどまらず様々なご相談をお受けします。
その中で多いのは税金のこと。
老齢年金は所得税・住民税という税金がかかりますので、その話をすると大変喜ばれます。
税務署にいたときは、自分の仕事の範囲外のことはたとえ理解をしていても話してはいけませんでした。
他部署に迷惑がかかるためです。
自分が税理士という立場でもあるためお話できる範囲も広がっています。
年金相談ありきではありますけど、そのうえでお時間があれば税金のお話ができます。
どこまで税金のお話をするのか。
基本社労士ならしないかと思うんですけど、概要がわかるためにどこまで話せばいいのかの判断はわかっているつもりです。
一般的な回答をしつつ税務署や市役所など税金の窓口を案内しています。
【事務所お知らせ】お客様満足度を高める
来訪いただいたお客様に納得して満足して帰っていただけるのかに力を注いでいます。
窓口での対応が怖いとおっしゃる方がいます。
年金相談員誰しもが受ける感想でもありますけど、それは手続きがミスなく進んだことよりも間違った案内をされても親切な対応をしていたら許してもらえるのかなと。
できるだけ正しい知識を身に着けるべきなのはわかりますけど、それよりもこちら側が怖い雰囲気を醸し出していると嫌なのかなと思いです。
その部分を和らげる意味で、年金以外の税金の情報を追加で説明できるのは強みかなと自分では思っています。
何を知りたいのかにできるだけ答える
年金相談は事前予約の範囲内で相談をお受けするわけですが、老齢年金の請求手続きは自分である程度書いてきていただけると話がスムーズです。
予定時間よりも早めに終わることもあります。
その時、私のほうからほかに質問したいことがないか聞いています。
だいたいは税金や保険料の話をするわけですが何もお答えしないよりは自分が答えられる範囲でお答えしてあげるのが筋なのかなと。
そうしたときに、自分が税理士であることにより話せる範囲が広がっていきます。
所得税や住民税のことについてまったく知らない方よりは詳しいかもしれません。
その点、年金相談をするうえで所得税や住民税の知識がずいぶんと活かされています。
税理士からの年金相談
先日、スポット相談でお申込みいただいたのが、顧問先の代表者の在職老齢年金の仕組みを知りたいということでした。
在職老齢年金制度の説明だけにとどまらず、役員報酬の境目をどうやって計算するのか、事前確定届出給与との関係などもお話させていただきました。
一般的に、税理士の方で年金のことが詳しい方はそれほど多くないとされています。
社労士でも年金業務をしないという方もおられるくらいですから。
このように年金制度を話せる税理士って少ないのかなと思います。
同業者の方からの相談にも乗りやすいというのが強みかなと。
強みの活かし方
一見、年金相談と税金は絡まなそうに感じます。
しかし、年金相談対応を経験していると税金のお話を聞かれることが多いです。
そのとき、税金の話ができる強みを押し出します。
普段強みなど意識したことはありませんが、意外なところで威力を発揮します。
まとめ
年金相談チームに溶け込めたなと思ったのは、税金面のお話をさせてもらえるようになってからです。
正直最初は話をすることすら緊張してましたので。
最近は講師の仕事までさせていただけたりしますので、意外と楽しいしもっと勉強したくなるものです。
では。