無料税務相談会に参加してきました

11/7に地元ショッピングセンターで税を考える週間行事「無料税務相談会」に参加してきました。

私は午後からの担当でしたが、従事した感想をまとめてみたいと思います。

来訪者が例年より多かった

今年はお越しになるお客様が例年より多かったです。

私は5名だったのですが1時間以上お話させていただいた方がいましたね。

市の広報誌に相談会がある案内を掲載していたのが3年前から地元紙にも掲載するようになりました。

徐々に周知されてきているのかもしれませんね。

11/7当日は前日より日中の気温が一気に下がったこともあったので来訪される方も少ないのかなと思ったりしていましたけどそういうこともありませんでした。

【事務所お知らせ】  

相談内容

私が担当させていただいた部分も含め詳細なお話は書きませんが、相続税・贈与税と所得税の相談がほとんどでした。

消費税の相談はまったくありませんでしたね。

税務署や納税協会で配布されているパンフレットを使って概要をお話させていただきました。

「贈与税や相続税がかかるのか教えて」という質問には一般的なお話にとどめて資料が揃ったところで税務署や税理士へのご案内にとどめました。

結構多かったのは、税理士が相続関係の手続きを全部やってくれると思っているということですね。

「不動産登記は司法書士お願いするといいですよ」なんてお話したら知らなかったというのです。

もちろん税理士に依頼すれば一緒に仕事をされている司法書士をご紹介してもらえるかもしれませんけど…とはお伝えしましたけどね。

普段私は相続税・贈与税に関して業務メニューに掲げていません。

あまり自信がないからなんですけど、最近年金相談員の仕事をしていると相続税のお話を見聞きすることが多いため経験と勉強はしておきたいなとは思っています。

こういう相談会で対応するたびに先輩税理士にも確認したりして少しずつ自信をつけている感じです。

所得税の相談としては、年の途中で退職をした場合の確定申告や、年末調整の書類の書き方についてですね。

扶養控除等申告書に記載する所得は収入ではないことをお話させていただきました。

年収の壁の質問

最近話題になっている年収の壁の問題。

これに近い相談がありました。

以前私がブログ記事として投稿をした扶養の話です。

「扶養」とは?税法と社会保険との違い

今扶養に入っているけど来年以降働く予定だと。

「収入130万円以下なら扶養に入れますよね?」と聞かれたのです。

まず、税法と社会保険で違いがあることを説明するところから始めました。

隣のブースでも社会保険の話が出ていましたので年収の壁が報道されているため気になっている方もいらっしゃったのかなと。

まだ議論され始めたところですから今後どういう形になるのかわかりませんけど身近な問題ですから関心を持つことは大事なのかなと感じました。

ちなみに、年収の壁については令和6年度版税務ハンドブックに表形式でまとまっていますので参考になりました。

緊張せずに相談対応できるようになってきた

年金相談員をしているせいかわかりませんが、緊張せずに対応できるようになってきたかなと思います。

はじめて無料税務相談会に参加した時は実務経験がほとんどなくどんな質問が来るのか不安で緊張していました。

もちろんミスもして凹んだことも。

でも、最近はお客様の話を聞くことを優先して自分の記憶に頼らずにパンフレットを見せてご案内することで緊張せずに対応できるようになってきたかなと感じます。

お客様とのコミュニケーションが苦手な税理士や社労士の方にはこういった無料相談会に従事することをおススメします。

誰でも相談できる環境ですから中には変わったお客様も来られますけど、そこは自分のお客様ではないので割り切っていいかなと。

無料相談会に参加するメリットは、相談対応能力の向上だと私は思います。

まとめ

毎年行われている無料税務相談会ですが、税務署長や総務課長が挨拶に来られたり撤収作業に若手職員が来られたりと税務署も一緒になって取り組んでいます。

こういう時に税務署の方とお話ができる機会でもありますので今後も参加できればなと思います。

では。

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