確定申告書を作成するときには、国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーで作成すると便利です。
PC入力のほか、スマホで入力して送信・提出もできます。
しかし、もしPCをお持ちでインターネット環境があるならPCでの入力のほうが早いです。
スマホ申告も便利になってきたけど…
そもそもPCをお持ちではなくスマホなら持っているという方もいらっしゃいます。
その場合にはスマホで操作をして申告書を作成していただくことになります。
ただ、スマホ申告には問題点がいくつかあります。
- スマホでマイナンバーカードを読み取る必要があるがスマホによっては読み取れないことがある
→これはまず最初につまづくところです。iPhoneは反応悪いことが多いかなと。Androidは比較的スムーズです。 - 入力画面が小さい
→スマホの大きさにもよりますが入力慣れしていないと時間がかかります。iPadを利用されている方もいらっしゃいます。 - 作成済みデータを保存する際、本体に保存してしまうと機種変更をした際に探せない
→去年の作成済みデータを読み込むと入力が楽になるのですが、機種変更したことによりデータが探せないケースが毎年あります。
税務署や確定申告会場では、原則スマホを使って確定申告をする案内がされています。
PC＋ICカードリーダーが確実
マイナンバーカードを読み取る方法としては2種類あります。
- スマホで読み取る
- ICカードリーダーで読み取る
スマホで読み取る場合にはスマホの機種や手振れなどで読み取れないことも多々あります。
ICカードリーダーはAmazonなどで2,000円も出せば手に入りますし、確実に読み取りますのでストレスはないです。
また、スマホで入力する場合は確定申告書の作成のみならまだいいかもしれませんけど、個人事業主の場合には青色申告決算書（または収支内訳書）の作成が必要です。
決算書は勘定科目ごとに数字を入力しますがスマホですとめんどくさく感じます。
先ほども紹介しましたけどやっぱり画面が小さく見づらいです。
その点、PCですと入力画面が大きいためどこに入力すればいいのか気づきやすいです。
数字もテンキーなど使えば楽ですし。
あとは入力データの保存ですね。
PC本体ではなくDropboxやOnedrive・GoogleDriveなどにも保存もしやすいです。
PC申告に切り替えて時間が半分に
毎年確定申告サポートをさせていただいているお客様がいらっしゃいます。
この方はPCをお持ちなのですがネット環境が整っていない事務所で毎年スマホでテザリングを行っていただくようにお願いしていました。
しかし、お持ちのiPhoneでテザリングができないことがわかり本人もうんざりしながらiPhoneの小さな画面を見ながら操作していただいていました。
一回でマイナンバーカードを読み取れないため何度も挑戦して。
入力が完了してもデータの保存場所が分からなくなることもありました。
昨年はICカードリーダーを買っていただいたにもかかわらずやっぱりテザリングできなかったのでまたiPhoneを使って申告。
過去2回の申告とも2時間はかかっていました。
で、今回3回目の申告です。
iPhoneを今年1月に買い替えたことでテザリングができるようになったことからPCで申告をしたいと。
ICカードリーダーでマイナンバーカードを読み取りすぐに完了。
PCにて入力を開始しました。
昨年のデータ保存はどこに行ったのかわからないというハプニングはあったものの1時間で決算書から申告書作成・送信まで完了させることができました。
「もう終わったんですか⁉」とご本人もびっくりされるほどでした。
そして入力データもGoogle Driveに保存していただくことにしました。
こんなに楽なら来年以降もPCで入力したい、とおっしゃっていました。
まとめ
今回はスマホ申告の問題点と、実際スマホ申告からPC申告に切り替えて時間が短縮して喜ばれたのでご紹介しました。
スマホ申告でしんどい思いをされている方はPCで申告することも考えてみてはいかがでしょうか？
では。