税務署を退職してから地元にある税務署に出入りするときにちょっと気分がウズウズします。
自分が職員からお客様の立場になったからかもしれません。
場所は違えど…
私の国税採用は東京国税局でしたので東京国税局管内にある税務署にしか行ったことがありません。
で、退職後は和歌山県にある実家に戻ってきて開業しましたので大阪国税局管内にある税務署に出入りしています。
しかし、管轄する国税局が違えど税務署であることには何ら変わりありません。
【事務所お知らせ】入った途端思い出す
税務署に入った瞬間、自分の中で緊張感が走ります。
なんかフラッシュバックするといいますか…。
職員同士で楽しく過ごしたことよりも人間関係や仕事で思い悩んだつらいことばかりが思い出されるのです。
これはどの税務署に入ったときでも同じです。
職員の様子を見て思うこと
私が税務署に行く機会があるのは、税務署から依頼のあった個人事業主の記帳指導の報告と確定申告期間中の税務相談を隣の納税協会で行うくらいです。
記帳指導の最終報告は2月中ですし、納税協会で行う税務相談は3月入ってからもありますので時期的に中にいる職員はみなさん忙しそうにしています。
税務署の駐車場は車がたくさん止まっており、幹部が税務署の玄関でお客様対応を行っています。
その姿を見るとさらに心苦しくなるというか、当時を思い出してしまうんです。
なので基本的には職員とは最低限の会話だけをしてすぐに帰るようにしています。
税理士が税務署に来るとき
税理士が税務署を訪れるとき、当時職員であった私はとても緊張していました。
税務調査の経過報告やまとめなどでお越しになることが多かったので、自分の調査事案に影響を与えますので大事な話し合いの場でした。
今はその逆で税理士として税務署を訪問する立場になり職員が私をどのような気持ちで出迎えているのか気になったりします。
緊張しているようにも見えたり明らかに一般のお客様と対応が違い馬鹿丁寧になる職員も…。
中にはあえて平静を装い強硬な態度を示す年配の職員もいます。
でも総じて緊張した面持ちでとても丁寧な対応をしていただけます。
それに甘えてしまってちょっと話込んだりパンフレットなどの資料を準備してもらったりといろいろお願いしてしまっています。
でもこれは私が職員であったとしても行っていたことではありますけどね。
若手職員がしんどそうに見える
当時職員だったころは年齢の近い職員がいて相談に乗ってもらったりしていましたし、今よりも先輩や上司とフレンドリーに会話できていた気がします。
私はその波にすら乗れずに苦労したわけですが…。
今は若手職員が増え年齢の近い先輩職員は国税局勤務をすることもあって幹部や年齢の離れた職員くらいしか税務署にはいません。
先日税務署へ行ったときに相談対応をしていた若手職員の姿を見て「上司が一緒に対応したほうがいいのにな」と思ってしまう場面がありました。
若手職員がつらそうに仕事をしているのを見るとこんな職場でいいのかなと思ったりしています。
もちろん悩み相談に乗るつもりはありませんが、ちょっとした会話から悩んでそうだなとわかると仕事関係なしに声をかけたりはしています。
仕事内容は話をされても全く分かりませんしそこは情報漏洩になりますので世間話ですけどね。
若手職員が考えていることを聞くようにはしています。
まとめ
今日は隣の納税協会での税務相談に行くわけですが税務署には寄りません。
むしろ近寄りがたいですし「この忙しいときに何をしにきたの?」って態度を取られるかもしれません。
毎回税務署の玄関を入るとき深呼吸をしている自分がいます。
では。