申告期限直前なのに温度差が違う

確定申告期限である3月17日まで1週間を切りました。

この時期になると思うのが「お客様の確定申告に対する考え方」です。

お客様により温度差をすごく感じることがあります。

お客様の確定申告に対する考え方

この時期になって「確定申告どうしたらいいでしょうか?」と相談される方がいます。

「うーん、なぜもっと早く相談してくれなかったんだろう…」と思うこともよくあります。

お話をお聞きすると確定申告が必要なのに資料は何も準備していないとか、決算書すら作っていないとか。

3月に入ってからこの状況では正直私はどうしてあげればいいのか分からなくなります。

依頼を受けても私は申告期限である3月17日に間に合わせる自信はないです。

一方で、1月早々から私のお客様は今年の確定申告の依頼をいただけます。

毎年確定申告をスポットで対応している方は、すでに資料を用意されていたり自分で経理をされています。

そして2月第1週にはほとんどの方が確定申告を終えられています。

【事務所お知らせ】  

本業に力を入れたい

毎年1月にご依頼をいただく個人事業主の方に話を聞きますと、確定申告を早く終わらせて本業に集中したいとおっしゃっています。

すでに令和7年が始まっているのにいまになって仕事を止めてまで去年の資料整理や経理をしたくないということのようです。

その気持ち、本当によくわかります。

私ももう過ぎ去ったことを改めて一から振り返りたくない。

それは経理も同じです。

日々少しずつ経理をこまめにしていただいている方だからこそ確定申告時期の対応が素早いですし相談対応もしやすい面があります。

無料相談会での話

一方で、2月に入ってから行われる無料相談会でお客様とお話ししていますと、

  • これから資料を準備して経理します
  • 毎年3月に入ってからしか確定申告の準備はしないんです
  • 確定申告は後回しにしています

こうはっきりおっしゃる方がいます。

感覚が違うというか、この方法で毎年やってきたからいいと思っているのでしょうけど私は怖くて仕方ありません。

私の想像ですが出来上がった確定申告書や決算書は必ず間違っているでしょう。

それでもまあいいや!と思われているかもしれませんが…。

確定申告書作成だけを考えたら時間はかからないかもしれませんけど、去年との数値比較をしたり分析をする時間って大事だったりするんですね。

優先順位が低いのか、関心がないのかわかりません。

でも私は正直納得がいかないというか方向性が違うなと感じます。

3月から確定申告書作成を受け付けていない理由

私の事務所では、3月以降確定申告の依頼を受け付けていません。

これは私のキャパの問題で3月に依頼があってから確定申告書の作成提出までを申告期限までに完成させる自信がないのです。

というか、むしろこの時期になって依頼いただいても困ってしまうというのがホンネです。

ほかのお客様は1月、いや昨年末から相談をお受けしていますので「なぜ3月に入るまで動かなかったんだろう」と思ってしまうんですよね。

ほかの税理士事務所でも3月に依頼があった場合にはお受けするけど申告期限までに提出できる保証はないとか、料金を値上げするなどという対応されています。

私はそこまでする勇気がないので、3月以降の依頼はお受けしない方向にしています。

自分が臨むべきお客様ではないという認識でいます。

まとめ

申告期限の直前になると確定申告に対する温度差をすごく感じることがあります。

まあそれも人間性なので否定も肯定もしません。

ただ、確定申告は早めに終わらせたほうがいいということは確かです。

では。

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