開業して今日で2か月が過ぎました。
5月に開業して何かかわったことがあるかというとそういうわけでもありません。
一応身に起こったことなど、この2か月を振り返ってみようと思います。
営業の電話が多かった 番号を調べてから拒否
一番面倒だなと思ったのが、営業の電話でした。
社労士の営業はまったくありませんでしたが、税理士はほんとうに多くて。
知らない携帯電話から着信があってたいていワンギリ。
最初1件だけ電話に出てしまったのですが、途中で興味がないと断りました。
その後もいろんな会社から電話がかかってきましたが、電話には出ずにまずは電話番号検索をかけてどういうところからの電話を確認するようにしました。
多い時は1日5件ほどかかってきていましたが、すべて営業。
コピー機のリース会社や紹介会社からでした。
すべて着信拒否の登録をしましたが、いまだに連絡がきます。
その都度着信が気になると嫌なので、スマホを設定しました。
その代わり定期的に時間を決めてまとめて確認するようにしています。
私の所属している税理士支部はほとんど電話でやりとりしているので、できればメールでお願いしたいのですがなかなかそうはいかないようで。。
依頼はなかったけど…
お客様からの依頼はありませんでした。
しかし、このブログを読んでいただいている方は相当増えたように感じます。
もちろんすぐにご依頼があるとは思っていませんが、2か月たって音沙汰がないと気になります。
そこで、ひとりで活動されている山本税理士のセミナーを受講させていただき質問をさせていただくことができました。
社会保険労務士の業務はほぼ経験がありませんので、社会保険労務士に直接連絡を取って指導していただく機会も設けました。
これは今月行われる年度更新指導員の情報収集もかねてです。
やっぱり思ったのは自分から動いてみないといけない、ということ。
資金的に苦しいなと思うことはありますけど、ここで躊躇していては何も生まれないと思っています。
税理士会支部からも記帳指導の依頼がありましたので、お引き受けさせていただきました。
来週、税務署と打ち合わせをします。
このような教えるお仕事は積極的にやっていきたいですね。
何をお困りなのかがわかりますし、自分も勉強になります。
伝えること、理解すること、把握し適切に回答すること。
経験して初めてわかることですからね。
ホームページを3回も改良した
開業してから2か月しかたっていませんが、事務所ホームページを3回も改良しました。
すでに公開している業務メニューや料金表を新たなものに変えました。
2回目は多くのお客様に選んでいただけるように、顧問契約や単発メニューを作っていました。
ただ、果たしてこれが本当に自分がやりたいことなのだろうか。
お客様にご満足いただける業務を提供するのに、幅広い業務を対応するのは自分には無理だなと思ったのです。
これまで税務署と家業の経理しか勤務したことがありません。
しかも家業の経理は今もやっていますのですべての業務を行う時間は取れないです(今は取れますけど)。
すべての業務に対応するには一から経験をしていくことが必要ですが、やってみたら苦手だった・やっぱりできないという状況が起こりかねないな、と思ったのです。
そうなるとせっかくご依頼いただいたお客様にご迷惑をおかけしてしまいますし、自分にとっても嫌々仕事をするというつらい状況になってしまわないかなと。
お客様に満足いただける、結果として自分も満足できる業務を。
そう考えたら、いろいろな業務をやるよりかは自分が過去に経験したことをお伝えしていく・業務として提供していくほうがいいのではないかと。
ようやく踏ん切りがつきました。
税務署で勤務していたときの大きな柱が「税務調査」と「源泉所得税事務」でした。
税務調査では調査官として、また休職中は調査事案を選定する仕事もしていました。
源泉所得税事務では、働くって何かを考え年金関係の質問が意外と多いというきっかけで社会保険労務士を受験し、給与計算も身に着けることができました。
私が書いているこのブログで最もPV数が多いのは「源泉所得税」の内容です。
ひょっとしたら源泉所得税に疑問をお持ちの方が多いのかなと。
もっと源泉所得税事務のことを知っていただく、広い意味で給与計算についての業務をご提供してみようと考えました。
給与計算での源泉所得税はごく一部です。
そこには社会保険や労働保険(雇用保険)、労働基準法、最低賃金法などいろいろな法律が絡み合います。
それをまた勉強し業務として提供できることに喜びを感じるのです。
自分が満足できない業務を提供するのはお客様に失礼だと思うのです。
優先度合いが違うかもしれませんが、自分が納得できる業務をご提供することが結果としてお客様にご満足いだだけるのではないかと。
そう思うと、自然と業務メニューを絞っていく方向に動いていきました。
3回も変えたことで、このホームページを見ていただいている未来のお客様にご不便をおかけしたかもしれません。
それは仕方ありません。
気持ちが揺らいでこれをやろうと固めていなかった私が悪いのです。
結局当初考えていたことに戻りました。
業務メニュは変わりましたが、大きなスタンスは変えていません。
自分が納得できる業務をご提供するためにあえて範囲を狭くする。
やりたくないことをいくらやっても自分が苦しむだけですから。
まとめ
この2か月は正直仕事面で書けることはありません。
営業されたことと、支部活動くらいでしょうか。
しかし、めんどうだなと思うことがあったのは確かですし、したくないなと思うことがいくつかありました。
基本的にはお断りするか無視しています。
あまりにダメなことなら何度も連絡がきたり留守電なり文書が来るはずですがそれも今のところありませんので、たいした用事ではないでしょう。
今月は年度更新指導員のお仕事もありますし、税務署も人事異動で新体制となり支部活動も本格的に活動していくと思われます。
できるところからコツコツと・自分から動いてみるのも大切だと感じた2か月でした。
では。
[事務所お知らせ]
編集後記
昨日は、よく読んでいただいている「源泉所得税の納付書」「源泉所得税を納めすぎた場合」という2つの記事を更新しました。
具体的には、
- 記載例を挿入した
- 装飾をして文章とポイント部分を見やすくした
- 文章を加筆修正した
- 日付を1年ずらし(令和3年~4年の日付)にしてイメージしやすいようにした
→1年ずらしたことで元記事で10日納付期限だったものが土日休みになるというトラップが発生したので休み明けの月曜日の日付に変更
両方とも、記事のボリュームがとてつもなく膨らんでしまいました。
また時期がきたらそのつど更新しようと思います。