11月17日。
先週末から続いていた年金相談研修が終了しました。
これはまだ第1段階で、このあと都道府県にある街角年金相談センターにて実習が行われます。
まだ相談ができるレベルではなく、一応研修を受けてきましたよ、くらいのものです。
正直これで満足はできません。
コロナやシステム改良後初めての研修だった
コロナがあって研修自体行われていない時期があったのと、システムの改良作業があり開催が延期されていたようです。
ようやく今月に入ってから再開された研修でした。
参加人数も6人と少なかったです。
ただ操作室が広くないのと3台しかありませんので、6人がちょうどいい人数だとおっしゃっていました。
1日目・2日目はリモート研修
5日間のうち、最初の2日間はリモートでの研修でした。
自己紹介をしたあと、講義と実際の年金請求書の作成方法を教わりました。
研修を受講する前にe-Learningを受講しないといけませんでしたが、この中にある確認テストがかなり難しくて…。
合格点80点がなかなか取れずに苦労しました。
この2日間ではざっと復習もしていただきましたし、そんなに不安にならなくてもいいですよと言っていただきました。
ただ2日目の講師がちょっと怖くて説明も早口になったところもあり初日とは違い消化不良を起こしてしまいました。
分からないところが分からないと言えない雰囲気に…。
しかも2日目は1時間も早く研修が終了してしまいました。
もっとじっくり勉強したいのにと思ってしまいましたし、そんな急いでやるものでもないじゃないかなと感じてしまいました。
ただ書類のチェックポイントは本当に参考になりました。
再度勉強しないとと思って土日は復習に明け暮れました。
研修3日目から実習で東京へ
東京にある社会保険労務士会連合会の入るビルで研修が行われました。
講師の方が3名と受講生6人が対面で顔を合わせました。
皆さんとても親切で、仲間意識のようなものが芽生えました(大げさかもしれませんけど)
ただこの日から教えていただいた講師も怖かった…。
間違ったらえーって言われたり、当然わかってますよねという感じ。
パソコンの操作もこの日から始まりました。
官公庁のパソコンはとてもややこしいことは税務署で経験していますが、やっぱり年金もそうなんだなと実感。
指示されるがまま操作していたため講師が言わないと先に進まない。
これも怒られる怒られる。。
3日目は一日パソコン操作でしたが、これを本当に使いこなせるのだろうかと不安になりました。
昼は研修生皆さんでお話をして交流を深めました。
さすがにまだこのコロナの影響もあるので打ち上げはできませんでした。
4日目も前日の引き続きでパソコン操作と、研修生同士がお客様と職員となって受付から一連の流れを行うロールプレイが行われました。
研修生同士とはいえお客様がいる前でパソコンの操作をしたり書類を審査したりするのは緊張します。
時間も限られているとのことで、言い忘れることが多発してしまいました。
緊張して頭の中が真っ白になるんですよね。
(正直、時間制限を設けること自体おかしな話だとは思いますけど)
今までやってきたことは一体何だったんだろうと打ちのめされました。
知識として入れているけど実際に理解できていない、把握できていないことがはっきりしてくるのです。
加給年金や振替加算の判断はちょっと自信がありません。
添付書類の確認もまったく間違いに気づかずに困ってしまいました。
最終テストでもやらかした
5日目は今回の研修の確認テストでした。
午前中は学科試験で、午後は実習の試験。
学科試験はまあまあでしたけど、午後の実習でやらかしてしまいました。
講師の先生に指摘されて自分でも情けなくて。めちゃくちゃ怒られました。
結果的には終了できましたけど、正直不安だけを植え付けられた研修になってしまいました。
まだスタートに立ったばかり
このまま相談業務などしてもいいのだろうかと思ってしまいます。
ビックリするくらい出来が悪いのに。
「みなさん自信持ってくださいね!」と講師の方から送り出していただけましたけど、正直なかなか厳しいなと。
お客様は千差万別だと思います。
社労士として自分のお客様ではないお客様と対応しなければなりません。
正直お客様を選べない時点で相当ストレスのたまる仕事なんじゃないかなと。
私も今後ずっと続けたいかと言われると正直考えてしまいます。
まとめ
今回の研修は、私が言うのも変ですけど不手際が多い印象でした。
システムが変わっていることもありますし、年金機構との連携もうまく行っていませんでした。
パソコンはすぐフリーズしプリンタは反応せず。
テキストと研修システム・カリキュラムにも一貫性がなくて少し混乱しました。
講師はすべて知っている前提が話が進んでしまったりと。。
しかし、5日間も研修がありしかも無料なんですよね。
たぶん年金相談従事者を増やしたいんでしょうか。
ただ従来だとこの研修のやり方でよかったんだと思います。
ある講師の先生が「試行錯誤しているんです」と悩みながらされているのが印象的でした。
結果として私のような試験合格後10年以上たった業務未経験者が年金相談の研修を受けるのは正直しんどいなと。
しかし、研修生の多くは社労士業務未経験・年金未経験です。
この研修中に勉強し直した感じです。
みなさんそんな感じです。
年金相談をやってみたいと思ったら未経験・試験合格から遠のいていても大丈夫だと思います。
では。
[事務所お知らせ]