建設業経理士1級に合格したのが平成14年。
まだ大学生でした。
このあと、税務署を退職してから家業経理をするうえで建設業経理士1級を取得したことが活きています。
特に大きいのは経営事項審査の点数に加算されるからです。
ただ、ここ最近経営事項審査の改正があり、継続教育を受ける必要が出てきました。
建設業経理CPD講習を受けた経緯
この講習を受講しないと経営事項審査の点数に加算されなくなりました。
講習の内容を抜粋してみました。
登録経理講習とは、建設業法施行規則第18条の3第3項第二号に規定されている講習であり、登録経理試験合格者(1級建設業経理士および2級建設業経理士)の継続教育を目的としたものです。経営事項審査においては登録経理試験の合格後5年を経過した者は、「登録経理講習」を受講しかつ試験に合格しなければ、評価対象となりません。 但し、令和5年3月までは経過措置が適応されており、「登録経理試験」合格者のすべてが経営事項審査で評価されます。
国土交通省の「経営事項審査の主な改正事項(令和3年4月1日改正)」によりますと、次のように書かれています。
私は試験に合格してから20年たっているので(⁉)「5年を経過」していますが、平成28年度以前に合格しているので令和5年3月末までは評価されることになります。
しかし、あと1年以内に講習を受けておかないと評価されなくなってしまうわけです。
建設業経理士CPD講習
「建設業経理士CPD講習」は講義と試験で構成されています。
講義6時間+試験1時間=計7時間で行われていて、 会場講習(映像) ・会場講習(対面)のほかオンライン講習も行われています。
会場講習でもいいかなと思っていたのですが、1級は東京と大阪にしか会場がなく、直近の講習日がすでに満席とのこと。
オンライン講習は平日毎日やっていますのでいつでも希望する日に受講することができますので、オンライン講習を選択しました。
申し込み時に、パソコンのWEBカメラで写真を撮影したり本人確認の免許証を撮影しました。
SMSで通知を設定したりといろいろ準備はありました。
講習料はコンビニで支払うことができました。
数日後、講習で使うテキストが送られてきました。
研修当日
朝、パソコンのWEBカメラで本人認証が行われてから入室することができました。
講義は事前に配布されたテキストを画面に映しながら講師が解説を加えていきます。
事前に収録されているものみたいでした。
ネタバレになるので詳細はお伝えすることができませんが、監査論や管理会計など公認会計士受験生であれば知っていそうなところが部分が多かったです。
私は公認会計士受験生ではありましたが、もう何十年も前なので正直一からの感覚で講義を聞いていました。
テキストとともに表示されるメモ書きもテキストに書き込むことで、後のテスト対策に備えました。
1時間講義ごとに10分間の休憩が入りましたので、休憩時間も少しずつテキストの確認はしておきました。
「収益認識にかかる会計基準」の説明があったのですが、本当ならもっと聞きたかったなと。
建設業経理士1級の内容だけあって、経営分析の大切さを強調されていたのは印象的でした。
経営分析という試験科目がわざわざあるのにそれを活かさない手はないですよね、と。
確かにそうだなと感じました。
確認テスト
確認テストの内容もお伝えすることができません。
しかし、講義とテキストをきちんとチェックしておけば十分対応できる問題でした。
回答時間が余っていたので、3回ほど見直しました。
試験結果は10営業日後にわかるそうです。
まとめ
今日は建設業経理士CPD講習を受けた話を書いてみました。
詳しく書きすぎるのはよくないですし、自分で勉強されたほうがきっといいと思う内容でした。
改めて建設業経理士1級ってこんな感じだったかなと振り返ることのできる研修でした。
合格できていればいいな。
では。