県会の会報紙への執筆

私が所属する和歌山県社会保険労務士会では、年4回会報誌が発行されています。

今年の春に開業間近の社労士である私に記事の執筆依頼が来ましたが、今回は「年金相談窓口から」という年金相談チームで作るコラムの執筆の依頼が来ました。

何書いたらいいの??

年金相談担当の社会保険労務士副会長から、

  • 年金相談研修から実習をした体験談
  • 年金相談をしてみての苦労話

という記事を書いてほしいとのことでした。

もともと年金相談チームは会報誌のなかで、年金相談で問い合わせが多い事項や改正項目などを取り上げています。

しかし、今回は年金相談研修を受講してから今に至るまでの経験談を書いてもらうことでひとりでも年金相談に従事してほしいという思いがあるようです。

たしかに、私の前に研修を受けられた方はコロナ前ですので3年間空いています。

それだけ年金相談に従事する人が不足しているということなのでしょう。

いいことだけじゃなくつらいことも入れたかった

今回、執筆するにあたって正直いいことばかりではなく辛いこともあったという事実をそのまま書こうと思いました。

正直副会長には申し訳ないですけど。

研修が充実している・先輩社労士のフォローは万全。

月1回の研修会開催。

今思えば満足するものではありますけど、年金知識不足と実習中のプレッシャーで押しつぶされそうになり、体調を崩しました。

体調を崩して一度挫折を経験したけれど、今は周りのフォロー体制で助けていただいていることを書いておきたかったのです。

相談をお受けするってとても疲れるものです。

年金相談も同じで、これから年金を支給を受け取る方の生の情報を取り扱うのです。

そのプレッシャーが半端ない。

間違ったことを言ってしまうのではないかという不安・間違ったときにどう対応すればいいのだろうか…。

それでも周りがきちんと支えてくれているという安心感はあったりします。

【事務所お知らせ】  

ひとりでも多く従事してもらえたら

実際、年金相談に従事される社労士が少ないという現状があります。

年金事務所でも年金相談に入ってもらえる社労士を探しているようでした。

私の前に3年間応募がなかったというのがそれを物語っているのでしょう。

年金相談は人それぞれ内容が異なりますので、その都度対応する難しさは常に感じます。

面談時間が決められていますので、もし長引いたらどうしようと焦る気持ちもあります。

私のように体調不良から一度身を引いて再開する方っていないのかなと。

不安を抱えているのはみな一緒なんだな、と最近よく感じます。

なので先輩社労士にストレートに何がつらいかをお話すると共感してもらえます。

最近になり年金事務所へも行くようになりましたが、職員の方も私が年金相談初心者であることはご理解いただいています。

年金相談の研修からして無料で受講できます(東京3日間の旅費は自己負担でしたが)。

さらに街角の年金相談センター(オフィス)の実習からは報酬が支給されるようになりました。

月1の研修会に参加すると報酬が支給されます。

もちろんお金だけじゃないですけど、研修をしながら報酬をいただけるなんて夢のような話だと思うんですよね。

年金相談はそれなりに緊張しますし、窓口で丸1日拘束されるという辛さはあります。

でも、私のようなまだ駆け出しの社労士からしたら安定した報酬があるのはありがたいことです。

社労士業務での柱として機能していけたらいいなと。

なので、執筆にあたってはひとりでも多くの方に年金相談に興味を持ってもらえたらという思いで書きました。

まとめ

今回執筆したものは10月ごろの会報紙に載るようです。

正直辛かったことも書いたので本当に興味を持っていただける人が増えるかどうかは分かりません。

でもいいことばかり書いても意味ないと思うので。

体調を崩して一度挫折していることも正直に書きました。

では。

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