国税のときの同期が本を執筆したようです。
研修時からそれほど接点はなかったものの有名人でした。
たまたま興味のある分野の書籍でしたので買ってみました。
ちょっと不思議な感覚になっていることを書いてみたいと思います。
事例でわかる!NFT・暗号資産の税務
この本の著者である 泉 絢也 氏が私と同期です。
同じ法人課税系統ですが、研修時は別の班でしたので接点はそれほどありませんでした。
ただ、研修時からとても有名人でした。
国税の研修には専科研修というものがあります。
この研修では、税務課題についてゼミ形式で検討を行い議論をする時間が設けられています。
この泉君は研究論文のような文章を書いていて同期から一目置かれる存在でした。
私も接点はなくても名前は当然知っていて、すごい同期がいるものだなと思っていました。
私は簿記委員として専科研修中はあまり真剣に勉強してきませんでした。
ゼミ形式の授業でもその都度勉強していくほどでなにか深く物事を調べるということがなかった気がします。
研修終了後は、採用された国税局も違いましたが噂は同期の友人から聞いていました。
国税を退職して大学で講師をしていることを知って、やっぱりこっちの道に進んだんだなと改めて思った次第です。
ちなみに本の内容は、暗号資産やNFTについての税金の詳細な解説と事例、そして確定申告準備について書かれてあります。
まだ読み始めたばかりですが、事例解説はとても分かりやすく思います。
【事務所お知らせ】不思議さと嫉妬心
今回のように名前を知っている同期が本を執筆したりするのを見ると、ちょっと恥ずかしくなります。
不思議なんですよね。
知っている人だから。
ただ差がついた気がするといいますか、負けた感があるといいますか…。
その分野の知識が相当優れているから本の出版依頼が来たのかもしれません。
私にはそんな税務の難しい特定の分野を掘り下げるような本を書くことはできません。
きっと薄っぺらい知識をただ網羅するだけになってしまうかもしれません。
でも、どこか比べてしまうんですよね。
知識量でかなうわけないんですけど。
現役の国税職員が共著で図解シリーズを出版しています。
実際に同期の友人の名前をこの本で見つけることがあります。
そんな時はちょっと恥ずかしいというか自分は何をしているんだろうと悲しくなることがあります。
嫉妬心とでも言うんでしょうか。。
改めて自分の立ち位置を知る
ほかにも本を出版したりしている同期がいるみたいですが、私は直接話をしたことがありません。
ただ同期の本を読んで思うことは、自分がどのような立ち位置にいるのかを再認識することです。
今回のNFT・暗号資産の税務という本は、私は仕事のために使うのであって研究目的ではありません。
あくまで確定申告期を補助するものだと思っていて、さらにいうとお客様に分かりやすくご説明できるようにするために購入しました。
私のスタンスとしては、難しい税法や年金をいかに分かりやすくお客様にお伝えするかにあります。
このブログもそれを目指してやっているところです。
正直まだまだ難しい表現ばかりしてしまうところがあって申し訳ないんですけど。
そもそものスタンスが違うから気にしなくていいやと思っています。
私はある分野を分かりやすく解説するための補足として本を読んでいます。
国税OBの書いた本は難しいと感じられることが多いです。
それは私も同感です。
でも本を買う前提として何を知ろうとしているのかが違えば、表現の仕方も当然変わってきます。
土俵が違うんだから比較しても意味ないなと感じて、最近は素直に本を手に取れるようになりました。
まとめ
Twitterでもこの本の告知をされていましたので買ってみた次第です。
同期ではありますが、本当にその道の専門家になっているようですごいなと感じます。
大学の准教授ですし。
どこかで接点が持てたらいいなと感じました。
では。