私の事務所ホームページにある「当事務所の方針」には、やらないことリストを掲げています。
お申し込みいただく際には、トップページに事前に目を通していただくようにお願いしています。
このやらないことリストを掲げたのは、苦手だったり乗り気じゃない仕事を請け負ってお客様にご迷惑をおかけしないようにしたいという気持ちがあります。
無料相談はお受けしていない
税理士会や社労士会が主催の無料相談会には参加していますが、事務所としては無料相談はお受けしていません。
初回面談時は無料にしていますが、お申し込みいただくときには有料にさせていただいています。
なぜなら自分の責任のもとでしっかりとサービスを提供したいと思うから。
無料相談だとつい曖昧な回答をしてしまいがちな自分がいます。
本当ならやってはいけないことなんですけど、お話をじっくりとお聞きしたうえで資料なども確認しながら時間をかけて回答したいという気持ちがあります。
ただ、無料相談にもメリットはあります。
ちょっと聞きたい・相談したいくらいなら無料相談に足を運んでいただいてもいいと思いますけれど。
【事務所お知らせ】節税という名の「脱税」が多い気がしている
節税という言葉が苦手な理由をこのブログで書きました。
いろいろな節税方法がネット上にあふれかえっていますが、どれもグレーな感じがして正直怖いんですよね。
真っ当な方法で申告して本業でしっかりと稼いでいただき納税をしていただきたいなと思うのが本心です。
過度な節税が脱税につながるのは、税務調査をしていた身として実感しているからです。
脱税すると、重加算税という重たい罰金が科されます。
もちろん節税にご興味があるのは重々承知です。
税金はできるだけ払いたくない、というのはよく分かります。
でも、まずは自分の事業やプライベートの支出を見直すことが手元にお金を残すヒントですし、これが節税につながる近道だと思っています。
下手な節税テクニックを知ることよりも大事なことだと思います。
電話対応が苦手だから
事務所ホームページに電話番号を載せていないのは、電話でのやり取りはできるだけしたくないからです。
緊急性がある場合は仕方ないですが、基本的に電話対応は苦手です。
人としゃべるのは好きなほうですけど、もし話が平行線をたどった場合や関係性が悪化した場合に、言った言わないでもめてしまうのが辛いんです。
その点、メールなどテキストベースですと、手元に文字として証拠が残りますので無駄なやり取りは防げます。
解約したいなと思ったらメールでお返事いただいても全然かまいません。
むしろ電話での声を聞いてしまうと情が移ってしまいうまく話ができなくなりそうな気がしますので。
同じ考え方の人と仕事がしたいから
やらないことを公開している最大の理由が、私の考えに共感している方と一緒に仕事がしたいと思っているからです。
私はうつ病・パニック障害を経験して、組織が向いていない・協調性がないことを改めて気づかされました。
開業してからひとりで事務所を運営して、日々このブログなどで発信させていただいています。
お読みいただいてひとつでも共感していただけるものがあるのならとてもうれしいと思っています。
そんな気持ちをお持ちの方となら一緒に仕事をしてサポートしていきたいと思っています。
「すべてなんでも請け負います」は私には無理です。
身体と心が持ちません。
だったら人を雇えばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、それもする予定は今後もないです。
ひとりが好きでひとりでなんでもやってみたいと決めたから。
組織が苦手だった自分が活かせる道がこの税理士社労士業だったので。
お客様目線になっていないと怒られてしまうかもしれませんが、自分のスタイルを決めて貫いていきたいという気持ちのほうが強いです。
まとめ
確定申告時期になると、お申し込みをいただくことが少しづつ増えてきます。
しかし、苦手なことややりたくないなと思う仕事があったら無理にお受けしないようにしています。
お客様に不快感を与えてしまっているのかもしれないなと思うと心苦しいのですが仕方ないことかなと割り切っています。
税理士・社労士は世間にごまんといますので独自性を出すようにしています。
では。