学生のころや税務職員の時もやっていたことは、事前に調べたり整理したことをノートなどにまとめることでした。
勘違いを防ぐことと、いきなりそのままを見ても思いだせないことがあったからです。
自分の言葉で整理してみる、表にして書き込むなど。
それを今回はまとめる方法としてチェックシートを作ることにしました。
作るに至った経緯
以前はメモ帳や手帳に手書きしてまとめていました。
しかし、作成したらその都度ノートなどを持ち歩かなければなりませんでした。
ノート自体を忘れることもありましたし、税務調査で出張しているときにそのノートをお客様の前で出してみることもできません。
そもそも職場でそれを見る時間もないですし、見ているだけで周りから何をやっているのか確認されてしまいます。
独立したらきっとパソコンやスマホを使って仕事をしていくわけで、これらにまとめたものを整理していけばいいのではないかと思ったのです。
そこで、Excelシートでリスト化し、適用要件や注意点をまとめていくことにしました。
修正も加筆も可能ですし、もちろん削除したりできるわけですから。
チェックリストの内容
現時点で作成しているのは、以下のものです。
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- 個人の確定申告(全般)
- 個人事業主&フリーランスの税務調査
- 労働基準監督署調査
- 年金事務所調査
自分が今後やっていきたい業務を中心に調べたことや今まで経験・適用要件をまとめています。
これらは自分の整理メモなのですが、そのままの形でお客様に対してお渡ししてご説明できるようにしようかなと。
いくつもの書籍やテキストから得た情報が分散するのを防ぐ意味もあります。
以前ですと、この部分をコピーして切り取ってノートへ貼り付けるようなこともしてましたがとても面倒でしたので。
個人の確定申告(全般)
以前セミナーを受講させていただいたひとり税理士戸村涼子さんの書籍「所得税申告に係る資料の収集と分析」に掲載されていたチェックリストを参考に作成しました。
この内容だとどういう資料が必要になるかを整理して、Excelにまとめました。
さらに、メモ欄で適用要件や所得控除額・税額控除額を追加して書籍を持ち運ばなくても説明ができるようにしています。
その後依頼をいただいたときの経緯をメモできるようにもしています。
個人事業主&フリーランス向け税務調査
税務調査全体の流れと事前にどういうことをしておけばいいのかをまとめています。
これは自分が税務調査で経験したこととや質問が多いところ、書籍やネットから得た情報などを整理しています。
これを、依頼いただいたお客様に交付してご説明できるようにしようかなと思っています。
さらに、調査で指摘されやすい売上や経費などの項目について別途チェックシートを作っています。
当然今後依頼をいただいてからも更新できるようにしていくつもりです。
労基署調査と年金事務所調査
これも自分が勉強したことをまとめてチェックシート化しました。
経験が税務調査に比べると少ないので、メモ欄を充実させて書き込みできるようにしています。
確認すべき資料と注意すべき点を掲載して、これも交付したり説明できるようにしています。
チェックシートのメリット
情報をまとめながら作るので勉強できる
あちこち散らばった情報をまとめて整理するので、じっくり勉強することができます。
メモ機能を使って、説明や適用要件などを補足できるのもいいですね。
共有できる
依頼いただいたときに、メールで資料をお渡しして説明できますし、今やZOOMなどのオンラインツールを使えば画面共有もできます。
コロナの影響でなかなか対面での説明が厳しい状況にあります。
調査ですと当日の立会いは事務所にお伺いする必要が出てきてしまいますが、事前の説明や対策はシートを作ってお渡ししてオンラインで説明する、ということも可能かなと思っています。
言い忘れ・勘違いを防げる
怖いのが「伝えるのを忘れる、説明時に勘違いしている」です。
人前で話すのに緊張してしまい言い忘れや勘違いが多い私。
事前にシートに盛り込むことで、お客様にお伝えしやすくなるのかなと思っています。
まとめ
今回はチェックシートをいろいろ作っているということを書きました。
もちろんこれに縛られてしまうのもよくないかなと思っているので、今後経験していくこともアップデートして充実させていこうと思っています。
「自分もチェックでき、お客様もチェックできるシート。」
まとめノートをさらけ出す感じで恥ずかしいですが、少しでもお役に立てたらいいなと思っています。
では。
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