少し前になりますが、税務署に勤務しながら社会保険労務士試験を受験しました。
1回目で合格できたのですが、その時の受験について振り返ります。
受験した経緯
源泉所得税事務を初めて担当した時に、給与から天引きされる所得税と社会保険料について質問されることがありました。
電話でのご相談で、扶養控除の収入要件(103万円)と健康保険等の被扶養者の収入要件(130万円)をごちゃごちゃにされている方がいました。
また、当時の上司と折り合いが悪く、仕事を辞めようと真剣に考えていた時期でした。
「働くって何?」と常に考えていた時に、労働基準法の存在を知りました。
そして、今の事務にも年金関係の知識が活かせるし、労務関係の勉強もできるしいいかもと思い社会保険労務士の勉強を始めることにしました。
TACでの受講~宮島講師~
ちょうど受験を決めたのが10月頃だったので、専門学校のパンフレットやネット情報を取り寄せて検討していました。
その時評判になっていたのが、TAC社会保険労務士講座の宮島哲浩講師でした。
首都圏のTACで講師をされており、とても分かりやすいということと、板書ノート(通称デジボ)がとてもまとまっているとのことでした。
日程を確認すると、池袋校の日曜ロングクラスを担当されていることが分かったので、まずは体験講義を受けることにしました。
行くとなんか髪の毛が飛び散っている講師(宮島講師すいません)が早口でたたみかける講義だったのでビックリしたのを覚えています。
でも、重要事項は明らかに態度で強調してくれる(靴で床をたたいてくれる)し、噂のデジボはまとめが秀逸で記憶に残りやすかったです。
あと、人気講師だからか、教室にたくさんの方がいて満席になるくらいでした。
まあみんなこの講師を選んでいるのだから安心だなと思えましたね。
対策
基本は、この宮島講師の池袋校日曜ロングクラスに出席することでした。
ただ、働きながらできたので効率よく勉強する必要がありました。
そこで学習当初から、「過去問重視」を心がけていました。(講師もおっしゃってました)
まず、講義を聞いたあとそのまま教室に残り、書き込みしたテキストとデジボを一読し疑問点は講師にその場で質問し解消するようにしました。
そして、帰宅後、デジボをテキストに貼り付けて、テキストの余白にある過去問の出題部分を過去問集(市販でもTACでも配布)で確認しておきました。
次の講義まで、テキスト+過去問出題部分のチェックを繰り返しました。
ただし、もう間違えない部分は繰り返すことはせずに、間違えた部分のみチェックするようにしておきました。
定期的に実力テストや答練がありましたが、過去問を解いておけば解けたので間違えたところと改正部分はチェックしました。
直前期は間違えたところや自分でチェックしたところのみ繰り返しました。
試験当日、幅広い年齢層の方がいました。団体になっている方たちがもう〇回目だとか言っていたので心配になりましたね。
意外と心配していた選択式は足切りにならず、逆に自信のあった択一式で足切りギリギリの科目があったりしました。
試験は受けてみないと分かりませんね。
当時、合格率は7%ちょっとでした。
その後、TACで行われた合格祝賀会で宮島講師にご挨拶できたのでうれしかったですね。
以上が、私の体験談です。
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