1年前の確定申告と今を比較してみた

開業して今年5月で2年を迎えます。

今年2年目の確定申告期間を迎えましたが、昨年はとても慌ただしく不安でいっぱいでした。

そんな1年前の確定申告期間と今年を比較してみようと思います。

相談会への従事が不安だった

2月に入ると相談会への従事のお話があります。

  • 市役所での無料申告相談
  • 納税協会での個別申告相談

昨年は、先輩税理士の代打で参加したものも含めてですが計9日従事しました。

そもそも様子が分かっていなかったこともあって相談会に来られたお客様からの質問にきちんとお答えできるのかどうか不安ではありました。

初日とても緊張していたのを思い出します。

納税協会の申告相談も何をどうしたらいいのか流れを理解できておらず、一人目の方には大変ご迷惑をおかけしました。

しかし、緊張したのは最初だけでした。

というのは、各種資料を持参していったのと、お待ちいただいて調べる時間を作って慌てず対応しようと心がけたからです。

各種資料とは、確定申告時期に購入する書籍とハンドブック・そして税務便覧。

さらに、税務署で配布されている確定申告の手引きです。

これらを手元に置いて見ながら回答するようにしました。

パソコンを持って行っていたのでその場で国税庁ホームページへアクセスして確認するようなこともしていました。

実際、納税協会の個別申告相談では作成済みの申告書の内容チェックが中心でしたので、実際に作成コーナーで数字を入れて確認をしていました。

質問があったとしても、周りの税理士に相談ができる環境でした。

ほかの税理士も私に相談してきたりする感じでしたから。

なにか不安があったら確認したり情報交換の場があるのは安心材料でした。

【事務所お知らせ】  

2年目 自信を持った回答を

今年はというと昨年の反省を踏まえて自信を持った回答を心がけるようにしています。

各種資料とパソコンの持参は当然のことです。

市役所でのご相談では、私よりもさらに心配性のお客様が来られて何度も同じ説明をしてご納得いただきました。

でも「何度も大丈夫なのか」と聞かれると不安になりましたけど…。

あと、記帳指導を2年経験したことも大きいのかなと思います。

経理記帳から決算書・申告書を作成するという流れが個人事業主の方はかなり不安を持っていることが分かりました。

実際相談会でも経理の仕方に自信がないとおっしゃる方もいましたから。

作成コーナーを使ったことがないという税理士も多いですから、実際に作成コーナー操作して申告してみたからこそお答えできる部分もありました。

納税協会の個別申告相談では、今回作成コーナーに全面的に頼ることはしませんでした。

使ったのは控除額の計算のとき。

生命保険料控除や医療費控除・配偶者控除・扶養控除など、控除証明書が複数枚お持ちだったり人数が多かったりする場合に計算ミスが起こりそうな場合だけ使いました。

これも昨年の経験があったから。

この所得控除の計算の誤りが非常に多かったのです。

生命保険料控除の計算を間違っている方・生年月日により扶養控除の金額が違うことを知らない方・寄付金控除の金額を間違っている方…。

昨年もこれらのほか、配偶者控除の金額の誤りもありましたから、所得控除の計算は特に慎重にチェックをしていきました。

あとは消費税の申告書作成ですね。

梅農家で簡易課税・2種を選択される方がほとんどです。

消費税の申告書を作るまではできませんのでこちらで作成コーナーから作ります。

(税理士会から委託されている業務です)

その時には各種補助金を雑収入として計上しているのでそれを課税か不課税かを判断する必要があります。

この消費税申告に関連して、毎年売上が1,000万円前後の方の場合の届出関係の質問もお受けしました。

この年は納税義務者でなくなった旨の届出書を出す・いやこの年は課税事業者届出書を出すなど…。

ある程度梅農家さんの中にはこういう取り扱いに慣れている方もおられますが、基本的に私たち税理士の判断にかかっていることになります。

まとめ

2年目の今年は、それほど緊張することもなく自信を持って回答できることが多くなりました。

逆にほかの税理士から質問されるようにもなりましたので。

あと、ご相談される方が年配の方が多く年金のことも合わせて聞かれることがあり年金相談も普段しているのでアドバイスさせていただき年金事務所へご案内しました。

相談を受けることが一番の勉強になるなと改めて感じています。

では。

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