昨日で開業して2回目の確定申告期間が終わりました。
昨年は手探り状態で正直不安だらけでした。
今年はずいぶんと気持ちに余裕を持って迎えることができたのかなと思っています。
今回の申告期間での感想を書いてみようと思います。
早い人とギリギリの人がはっきりしている
2月初旬から市役所での確定申告相談を皮切りに、あちこちで確定申告相談に従事させていただきました。
3月9日の納税協会での申告相談が今年最後の担当でした。
2月初旬の相談会ですでに申告書を作成してチェックだけしてほしいというお客様がいらっしゃいました。
一方で、3月9日になってもまだ何も手つかずという方もいらっしゃいました。
私の印象としては確定申告書を早めに提出される方が多い一方で、期限ギリギリにならないと対応できない人もそれなりにいるのかなと。
焦っているのか3月に入ってからご相談される方の多くが「イライラされている」のです。
なぜ3月になるまで準備しておかなかったのでしょうか?
私は心配性なので3月15日という提出・納付期限がある以上、できる限り早く手放してしまいと思ってしまいます。
ただ人によって感覚が違うのか性格なのかわかりませんが、期限ギリギリにならないとしないという方もいらっしゃいます。
そういう方ほど「この時期にそんな相談はお受けできないよ」という無理難題を言ってくる傾向にあります。
2月中旬はいったん相談の波が落ち着いていました。
しかし3月6日の週から一気に相談者が増えた印象です。
税務署の職員に聞いても同じことをおっしゃっていましたね。
2月に入ったらすぐ提出したいと思う方と、期限ギリギリでもなんとかなるやっていう方と両極端になりつつあるのかなと思ったりしました。
【事務所お知らせ】まだまだ手書き申告多い
相談会に来られる方は手書きの申告書をご持参されます。
高齢の方が多いせいかも分かりませんが、パソコンやスマホでの操作ができないとおっしゃっています。
手書きの申告書を拝見するとほぼ記入もれや計算ミスがあります。
正直私自身も申告書を間違わずに手書きできる自信はありません。
国税庁では1月に入ると確定申告書作成コーナーを開設します。
基本的には作成コーナーで作ったほうが間違いは少ないです。
それでも手書きで作成される方が後を絶ちません。
たしかに勉強にはなるでしょうけど、申告書の様式が毎年改訂されると果たしてその効果があるのかというと疑問ではあります。
あと今年から個人事業主の方の決算書もスマホで作成し申告することができるようになりました。
私は今年記帳指導でスマホ申告を実際にやっていただいた方がいますが、実際にスマホで決算書から申告書まで作成された方を見かけていません。
もちろん私のいないところで利用されている方も多いんだとは思いますけど、もっと普及してもいいのかなと思います。
税務署内が混雑
あと、いまだに思うのは税務署に申告書を提出する方が多いということ。
先日、納税協会の相談会の前に税務署へ行く用事がありました。
その際、職員がバタバタしているのが目に留まりました。
窓口には職員が待機しておりお客様を誘導していました。
相談会場にはさすがに入りませんでしたけど、混雑している雰囲気ではありました。
一応予約制にはなっているようですけどそんなこともなさそうでした。
よく「税務署へ行ったらチェックしてもらえるから」という方も多数おられます。
でも実際は書類を受け取るだけですし、審査をするのは別の職員ですから正直意味のないことではあります。
わざわざ窓口に足を運ばなくてもいいというところではありますけど、e-Taxやスマホ申告ができない方だと厳しいですよね。
お客様の年齢層も高めでしたので。
自分のお客様の申告
私のお客様の申告は2月初旬に終わらせていました。
件数がないのであっという間でしたが、それでも昨年末から準備をしていたから対応できたのかなと。
ネット上では「3月に入ると税理士が確定申告に対応してくれないと」嘆く方がおられます。
それに対応する税理士もいるみたいですけど、私はそんな申告期限ギリギリにお受けするのは怖くてできません。
今年も2月末で申告書作成の受付を終了させていただいていました。
もし3月に入ってもまだ受け付けていたらお客様も増えていたかもしれませんけど、そこまでしてリスクを負いたいかというとそうでもないです。
直前だからこそ書類が足りない・書類が出てきたなどと言われると困ってしまいます。
ただお客様の対応がまだできる状況ではあったので来年以降は工夫も必要かなと思ったりしています。
まとめ
開業2年目の確定申告期間が終わって思うことを書いてみました。
相談会への従事は慣れてきたのですが、自分自身のお客様はもう少し増やせたらいいのかなと。
ただ3月直前にならないと動いてもらえないお客様だと困ってしまいますのでそのさじ加減が難しいですね。
今後の課題かなと思います。
では。