「一緒に事業やりたいんだけど…」と言われたら

先日、地元の同業者から「一緒に税理士事務所をやらないか」と言っていただきましたがお断りしました。

以前別の士業の方から一緒に仕事をしたいとも言われたことがあります。

仕事をしていると一緒に事業をやらないかと言われることもありますが一貫してお断りしています。

その理由を今日は書いてみようと思います。

一緒にやるというリスクのほうが大きい

その同業者とは正直意見がまったく合いません。

私の話など一切聞いてくれないかもと想像できました。

正直めんどくさいなと思っていたというのがホンネです。

人と一緒にやるという仕事が向いていないから税務署を辞めたというのもあります。

組織で働くこと・人間関係を円滑にできないことは充分にわかりました。

一緒にやるとなると意見が合うときはいいですけど今後意見が食い違うことが起こりえます。

双方一歩の引かずに対立することでしょうね。

私も自分の意見を突き通したくなるタイプなのでまあもめるでしょうね。

もちろん一緒にやるというメリットもあると思います。

  • 仕事の幅が広がる
  • 信用が増す
  • 苦手な部分を補完できる
  • 責任を分散できる

ただ、私にはデメリットのほうが大きく感じます。

意見が食い違う・対立する・責任転嫁など。

それを考えてしまうから、一緒にやるという選択肢は今後もないでしょうね。

ひとりで事業をすると決めたから

独立開業したのは、ひとりで仕事をすることに魅力を感じているからです。

これも前職の税務署で組織の一員として身動きが取れないことに不満があったからです。

上司や同僚の意向に沿って行動しなければならないのは組織だから当然のことなのでしょう。

税務調査ひとつにとっても上司の指示に従う必要があります。

上司が指示した調査事項以外のことを確認したらよく怒られたものです。

内部事務でもそうです。

源泉所得税事務でも上司が変われば仕事の内容が大きく変わります。

去年までOKだったのが今年はNGになることはよくありました。

税理士社労士として開業するときには、自分で決めて自分で行動していきたいと思いました。

人を雇わずにひとりで自由に活動したいと思って決めたことなので一緒にやろうと言われても受け入れることはないでしょう。

断ってもしつこい人には近づかない

断ろうとすると説得しようとしつこく絡まれました。

  • 事務所に週2~3日来るだけでいい
  • 事務所で自分のお客様の仕事をすればいい
  • 一緒に仕事をしてくれたら私が助かる
  • どうしても無理なのか
  • あなたを信用している

いろいろ美辞麗句を並べられても断り続けました。

結局、この同業者からは距離を置くことにしました。

税理士会にも報告し困っている旨伝えました。

はっきりと伝えたことで言ってくることはもうないと思います。

「気が変わったらいつでも連絡くれ」とも言っていましたけどそれも無理ですとはっきり言いました。

組織に属しているのならひょっとしたら妥協しないといけないところもあるかもしれません。

まあ私なら逃げてますけどね。

でも税理士社労士としての今の私はひとりの「個人事業主」です。

自分で判断をして自分で責任を取り行動できる身です。

嫌だなと思うことがあれば拒否してもいいと思っています。

わざわざ嫌なことに巻き込まれに行く必要もないですし。

こちらからはっきりと断るという勇気も必要だなと改めて感じます。

まとめ

一緒に事業をやりたいと思っていただけるのは光栄なことかと思います。

それだけ私の仕事を評価していただいているわけですから。

でも一歩立ち止まって考えると、私には向いていないことなのかなと感じます。

ひとりでできる範囲で無理のない生活をしていきたい。

これまで苦しかった組織のしがらみから逃れようと独立したのですから、また人間関係が絡むことで悩みたくありません。

今後も一緒にやりたいと聞かれたらお断りします。

では。

 

 

 

 

 

 

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