ひとり社長や個人事業主の方がはじめて経理や給与計算・年末調整をするときには不安を伴うものです。
労働保険や社会保険の手続きも煩雑ですし当然税金関係もどう対応したらいいのか分からないこともあるかなと。
そんなときは経理・人事・総務関係がまとめられている本を1冊持っておくと安心です。
私が重宝している本
税務職員をしていると税務申告書や申請・届出書のチェックはできるものの経理や人事の流れがまったく理解できていませんでした。
税務調査をしていてもどこかスッキリしなかったのを覚えています。
かれこれ10年以上前から経理・人事・総務の本は買うようにしています。
正直どれでもいいかとは思いますが、経理で1冊・人事で1冊などと考えるよりも一覧でまずはざっくりと確認できる手軽なもので充分かなと。
これ以上のことが出てきたらその都度本を買うならネットで確認すればいいので、まずはとっかかりとしておススメしています。
印鑑の種類や登記事項証明書の取得方法など私も正直知らなかったところまで書かれていて参考になっています。
中でも、北川税理士が書かれているシリーズは法人・個人事業主とも気に入っています。
法人版が先に出てその後個人事業主版が発売されました。
最新刊が出ていませんが、ここまで丁寧に書かれている本はなかなかないのかなと思います。
記帳指導の際に個人事業主の方にもおススメさせていただいています。
【事務所お知らせ】労働・社会保険にも役に立つ
経理だけでなく労働保険や社会保険にも対応していますので、ちょっと質問されたときにでも答えられます。
本を選ぶポイントとしては、記入例も掲載されていることかなと。
労働保険や社会保険においては、従業員を採用したり退職したりするとハローワークや年金事務所などに届出が必要です。
その書類を自分で書こうとすると大変です。
もちろん関与されている社労士などがいればお任せするのもありですがお金もかかります。
役所の窓口で確認するのも時間がかかりますし。
だったらまずある程度本を参照しながら記入してみて分からないところだけを問い合わせるという方法だと楽になるのではないかなと思います。
確認しやすいものを選ぶ
1冊にまとめられているためどうしても分厚くなってしまいます。
そのため最初のページから読むのはあまりおススメしません。
気になるところ、今すぐに必要となるところから見ていくようにしていつでも確認できるように手元に置いておきます。
読みづらいなと思うものは選ばないようにしたほうがいいです。
あと、実際に本屋に行って手にとってみて自分に合う合わないを確認されてみてもいいでしょうね。
Kindle本もあったりしますのでそれはお好みで構わないかなと。
まとめ
経理・人事・総務がまとめられている本を1冊持っておくだけで日々の業務が効率化します。
本屋にいくと同じようなものが何冊もありますので、
- できるだけ最新刊を買う:法律が変わるため
- 記入例、図解が豊富
- 見やすいレイアウトか
- 読みやすいか
など自分に合うものを買うといいかなと思います。
上記の北川税理士の2冊は私はおススメします。
では。