もともと心配性の私。
税理士・社労士として仕事をしていますがどこかで自分は大きなミスをしてしまうのではないかという不安が常にあります。
気にし過ぎることはよくありませんが、逆に気にしなくなるのも怖いなと思ってしまいます。
自信が持てなかった
小学生のころから、先生に拒否反応を示していました。
授業中に先生に指名されて感想を言ったところその考えは正しくないと否定されたのです。
毎日毎日否定されましたね。
周りからも馬鹿にされてきたため、自分はダメな人間なんだと思い込んでしまいました。
昔から自己肯定感が低いんですね。
なので「ミスをすること=悪いこと」というのは小学生の時に植え付けられてしまいました。
結局高校を卒業するまでミスに対して恐怖がありました。
テストでは常に満点を目指そう。
間違ったことを言ったら先生から怒られてしまう。
生徒にも馬鹿にされてしまうかも。
そんな気持ちを抱えたまま大学進学のため上京。
大学でも公認会計士試験の勉強をしていたので、ミスをしたら不合格という恐怖心がさらに増えていきました。
大学の授業でも、間違ったことはできるだけ言わないように、と心がけていました。
そして、税務署での勤務が始まります。
仕事をするとミスは当然のように起こりえます。
税務調査で上司が指摘すべきだとされたことを指摘できなかったことでひどく怒られたこと。
書類のまとめ方が下手で呆れられたこと。
お客様と言い争いになってこちらが誤っていたこと。
先輩からお酒の席の振舞いがダメだと言われたこと。
申告書の審査ミスで誤りを指摘し忘れたこと。
説明ミスでお客様が混乱してしまったこと。
挙げたらきりがないくらいミスはしてきましたが、毎回これでも何かミスをするかもと思って行動してきたわりにです。
家に帰る途中、何度凹んだか。
お酒は飲めませんが吐き気がするほど食べて忘れようとしていました。
しかし、一向にミスが減らない自分にいら立ちを覚えていたのは確かです。
【事務所お知らせ】今も同じ気持ちで
正直、実家に帰ってきてから税理士・社労士として活動しています。
相談会などでお客様からご質問をお受けしますが、毎回自分が正しいことをお伝えできているのだろうかと不安になることも多いです。
回答に自信があることって実はそれほど多くないのです。
年金相談なんかまさに自信のなさが対応に表れてしまうことがあります。
周りの税理士・社労士からの指摘で自分のミスに気づくとショックを受けてしまいます。
これも勉強だという意見もありますけど、私は正直凹みます。
チェックする癖を
何かミスをするかもと不安になることは正直専門家としてどうなのと思われるかもしれませんね。
ただ、この気持ちは口外しなくてもいいことだと思います。
自分がそういう気持ちで仕事にあたっていたほうがミスも減るだろうと思うようにしています。
そのため、念のためチェックは毎回するようにしています。
記憶力に自信がないため、手元に資料がないとたまに勘違いをしていることがあります。
そんなときも、いったん戻って確認させてもらうとか、チェックリストを作って内容を確認してから次へ進むようにして、正しい方向に行っているのかを確認しています。
もしミスをしていたとしてもすぐに謝罪することとそれの対応策をすぐに考え行動に移せるようにすることも大事じゃないかなと。
私は特にですが人間にミスはつきものです。
自信満々でこれで大丈夫です!と言い切れたらさぞいいのにな…なんて思うこともあります。
ただ、何かミスするかもと思って行動することで回避できることもあります。
実際ミスをしてもダメージは和らぐかもしれませんし(まあ凹みはしますけど)。
まとめ
何かミスするかもと思い悩み、うつ病とパニック障害を発症したことがありますのであまり考えすぎないようにはしているつもりです。
でも実際は考えてしまいますね。
ただ今はミスするかもより、起こった後どうするのかを考えるようになりました。
だって、ミスは誰だってしてしまうものですからね。
では。