税務署で勤務していたころは、1日中何かしら考えていました。
朝出勤したら何をするか、日中どういう仕事をするか、進捗具合いはどうか、などなど。
常にどうしようかと考えていて周りからも「大丈夫か」と思われていたこともあります。
ただ、最近は仕事のことで悩むことはなくなったのでずいぶんゆとりをもって生活できるようになりました。
仕事と人間関係の悩み・考えることが多すぎた
仕事で考えることが多すぎるうえに、人間関係もうまくいかないので悩んでいました。
考えることがだんだんと苦痛になってきたのも事実です。
お客様からのクレームをずっと受け続けるのも苦痛ですが、それよりも職場の人間関係がつらくて。
仕事も自分のペースでできることはまずありません。
上司から指示がきますし、周りからも仕事を振られます。
お断りすることもありましたが、後日結局その本人はやることができず私がやることもありました。
仕事をしない人もいます。しないというよりできないのです。
与えられたことすらできずに文句ばかり言うので、上司もあえて仕事をさせないこともあります。
その尻ぬぐいは若手がやります。
ただ若手も自分の仕事で手いっぱい。
そうなると私たち中堅職員が結局やる羽目になるという悪循環でした。
今は非常勤職員(アルバイト)を配置して雑用はお願いしているのですが、できる範囲は限られますし指示や最終チェックは職員がやります。
どういう仕事をさせるのかも考える必要があります。
先輩職員に仕事をお願いすることもあります。
そうするとまず文句を言われます。特に仕事をしない人ほど。そして、いざやってみたら自分の都合のいいようにやられてしまいまたやり直し。
こんなのばかりでこうしたいと思ってもまずうまくいきませんでした。
そうすると考えるのが馬鹿らしくなってきて、勝手にやってくれ!と思うくらいになってしまいました。
指示をうまくできない私も悪いですが、先輩なんだから理解してほしいし質問してほしいなと思ったりしていましたね。
自分の仕事をいかに効率よくやるかを考えすぎた
こうした周りからの指示や仕事をすると、自分の仕事をする時間は大幅に減ります。
いかにして自分の仕事を効率よくするかを常に考えていました。
それは前日の夕方から始まります。
仕事が終わって帰る前に、明日自分がやる仕事をメモしておきます。
翌朝出勤時にそのメモを見ながら時間配分を考えます。
そして、上司に決裁を仰ぐものは午前中早い時間に出せるように準備します。
午前中は割り込み仕事が多いので、午後に自分の仕事をできるようにします。
それを毎日、そして週末は翌週1週間の計画を立てておきます。
仕事ひとつとっても、書類の保管場所を事前にチェックする・パソコンのフォルダーの位置を確認しておく・予備を多めに用意するなど、仕事を始める前に準備は欠かせませんでした。
そんな毎日だったので、例えばひとつ仕事をミスするとあの準備がいけなかったのか、もっと効率化を考えておけばなどと反省して落ち込んでしまうのです。
完璧主義なところがあったのでうまくいかないともうショックで。
午前中にショックを受けると、夕方まで引きずります。
仕事の進捗が遅れてしまいまた落ち込む。
この悪循環はずっと消えませんでした。
考えることが少なくなったわけ
退職してから考えることが少なくなりました。
まず仕事と人間関係。
仕事を振られることもないですし、上司や先輩から無理やりな依頼が来ることもありません。
仕事以外の飲み会もないので、愚痴を言い合ったりすることもありません。
自分の仕事のことを考えていればいいわけです。
それだけでかなり考えることが減ります。
その分、自分で好きなことができたり、今までやったことのないことに挑戦してみようという新たな気持ちを持てるようになりました。
自分に投資できるようになったわけです。
パソコンをもっと勉強する、クラウドソフトを使ってみる、ブログを書く、調査関係のブログを読むなどなど。
自分の時間を十分持つことができるようになったので、計画もかなりゆるく設定することができています。
やろうと思うことを減らしているので、計画自体考えることが少なくなりました。
1日に多くて3つまでにしています。
自分の時間を十分に持てて、自分の仕事を中心に考えることのできるこの環境はこれからも続けていきたいなと。
そのためにひとりで開業することを目指しています。
もし他に職員を雇うとなったら、税務署の時と同じになってしまいます。
仕事を考えなきゃならない、給与のこと、教えることなど考えなきゃならないことは増えてしまいます。
考えることは決して悪いことではないのですが、考えすぎる環境はもう勘弁です。
まとめ
今回は毎日のように考えていたことが、最近は減ってきたことを書きました。
精神的にも時間的にもゆとりができたのが大きいですね。
友人が言うには顔もひきつっていたそうで、おそらく毎日考えすぎていて悩んでいたのでしょうね。
まったく考えないのもこわいですけど、考えすぎて行動が止まるのはもったいない。
ある程度のところまでで歯止めをかけるのも大事だなと思いますね。
では。
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