先日、記帳指導の関係で新たに専従者給与を支払うことになった方がいまして、毎月の給与計算や源泉所得税の計算・年末調整までやったことがないと。
その際に、国税庁ホームページでExcelで入力をしたらどうかと思っていたのですが、ほかに計算ソフトがないかと調べてみました。
【事務所お知らせ】フリーウェイ給与
フリーウェイ給与は、家業で一度導入をしようと検討していたものです。
結局、顧問税理士(私ではなく)が使っている給与計算ソフトを使うことになりましたのでそれほど使っていませんでした。
特徴はこちら。
- 従業員5人まで永久無料、6人以上は月額1,980円で無制限
- 年末調整、全銀データ出力、給与明細のメール送信も無料
今回、登録してみてどこまで計算でき帳票が作成されるのかを試してみることにしました。
結論:少人数・残業計算が簡単なら楽
フリーウェイ給与のトップページからログインします。
トップ画面が出ますので、まず会社情報と従業員情報を入力していきます。
給与計算をする際のポイントはこの設定をおろそかにしないことだと思っています。
実際入力をしていくときには、上部にある編集ボタンを押さないと入力できません。
編集が完了したら終了を押して確定となりますのでその点ちょっとめんどくさいかなとは思います。
時間外手当欄も入れることができますが細かな設定はできないかもしれません。
また、変形労働時間制などは対象外となっています。
ですので、従業員5人以下で残業代の計算が複雑じゃなければ十分役に立つソフトです。
設定が終われば、給与メニューを開いて給与明細入力を開始します。
こちらも編集を押してから行いますが再計算ボタンを押しますと緑色の部分が自動計算されます。
完了したら登録をして終了を押します。
給与明細の印刷なども行えます。
その後1年間の給与を計算したら年末調整メニューへ。
年度を選択して給与所得の源泉徴収画面を開きます。
すると、源泉徴収簿と源泉徴収票を作成することができます。
家族情報の登録をしてから編集を押してチェックをします。
データ読み込みを押しますとこれまでの給与計算データが反映されます。
終わったら終了を押します。
その他の帳票画面をクリックしますと、法定調書合計表も作成可能です。
令和6年分の扶養控除等申告書や令和5年分保険料控除申告書・基礎控除等申告書なども作成可能ですが操作マニュアルを見ると11月中に更新されそうです。
さらに、トップページにあるその他の帳票メニューをクリックしますと、賃金台帳や徴収高計算書(納付書)の作成ができます。
ただしこのデータを出力しても納付はできませんので、納付書に転記するかe-Taxで送信をするとよいでしょう。
5人以下なら無料で作成できますし、年末調整で必要な書類はすべて作成することができます。
ただ操作に慣れるまでには時間がかかるかもしれません。
毎回編集・完了というボタンを押すのがまだ慣れませんが、入力ミスを防ぐ意味ではいいのかもしれません。
また、フリーウェイ給与の利点として、操作マニュアルが分かりやすいこと。
登録方法から書類作成の操作までマニュアルを見たら解決できます。
まとめ
マネーフォワードに登録しているのでマネーフォワード給与・年末調整もできるか試してみたんですけど、フリーウェイ給与のほうがまだ使いやすく感じました。
あくまで少人数でかつ残業代の計算が複雑じゃなければ十分に使えるソフトだと思います。
記帳指導の方にもおススメしようと思っています。
では。