税理士社労士としてひとりで活動しているものの、得意としているものもあれば苦手だなと思うものもあります。
すべてオールラウンドに対応できる方を尊敬しますが、あまりいらっしゃらないのかなと。
得手不得手は誰でもあるものだと思っています。
【事務所お知らせ】ひとりで活動する時のデメリット
大きな税理士社労士事務所だと自分が苦手な部分はほかの方がカバーするということもできそうな気がします。
もちろんひとりですべて対応できるのであれば理想だとは思います。
しかし、私はひとりで活動することを選びましたのですべてに対応するということを諦めました。
苦手なものはお受けしてもトラブルのもとですし。
私の事務所ホームページには、得意なものを打ち出すことと苦手なものややらないことを事前にお示ししています。
あまり苦手な仕事を公にすることは事務所拡大を目指す営業戦略としては間違っているのかもしれませんね。
しかし、お客様が事前にこれを見ていただいたうえでお申し込みをいただくことでミスマッチが避けられる可能性が大きいです。
お客様のご期待にお応えできそうにないものに無理して対応するのはさすがに怖いです。
仕事としてお断りできる
苦手なところはあえて仕事としてお受けしないと割り切ることができるようになりました。
私自身税務調査や源泉所得税・年金相談などは国税職員として・年金相談員の経験がありますので楽しくやっております。
確定申告書の作成についても、国税職員の名残でチェックポイントを押さえた対応ができるので苦になったことはありません。
一方で、相続税・贈与税の申告や譲渡所得の申告はいまだに怖いです。
金額が大きいこともありますしいまだに自信がないと言いますか…。
仕事として受けるほどの能力も知識もないです。
事前にネットで公表していることで、得意・興味のある仕事に全力投球することができるようになりました。
つまり、あらゆる分野にオールマイティにならなくてもよくなったというわけです。
売上は上がらないけど満足アップ
事務所運営のためには売上も大切です。
生活していくためにはお金も必要ですからね。
私の事務所運営は正直苦しいです…。
「売上〇千万円!」なんて夢のような数字。。
こんな税理士社労士でもネットから仕事のご依頼をいただき売上は少ないながらも楽しく仕事ができています。
年金相談員としての収入が安定しているというのもありますし、苦手なことはなるべく避けていくことができています。
アンテナは貼っておくこと
苦手だからといって逃げることはしません。
一応なんとなく情報はつかんでいるつもりです。
ただメインは仕事につながるもの。
苦手な分野は人から聞かれたらなんとなく話ができる程度。
私は正直社労士分野では給与計算と年金以外はほぼタッチしていません。
でも手続き関係については聞かれたら調べたりしてお答えはします。
そう、知らないことや分からないことがあれば調べたり周りにお聞きしたりして相談できる環境を作ることは大事かなと考えています。
同業者とのコミュニケーションはあまり得意ではなく積極的ではありませんが相談できる環境には置いています。
ネットで知り合った同業者のセミナーを受講したり情報交換することも大事かなと思います。
まとめ
ある税理士は法人のお客様のみしか受けないとか、社労士は障害年金を専門にやっていたりします。
ほかの仕事をすべて理解できていなくてもその分野に特化することで経営はできていけるのかもしれません。
すべての税理士社労士が何でも分かっているのかというとそうではないでしょう。
下手したら理解不足なのに引き受けてしまっていることもあるかもしれません。
私はそのリスクが怖いのであえて苦手なものは事前に公表することにしています。
では。