今年も税理士会支部の支援業務として2日間確定申告相談会に従事させていただきました。
その感想を今日は書いてみたいと思います。
【事務所お知らせ】市役所の無料税務相談
地元市役所で税務相談に従事しました。
3日間あるうちの2日目の午後が担当で、午前中従事されていた税理士に午前中の様子を聞くと昨年より来られている方が多かったとのことでした。
「午後は少ないかもしれませんね」と話をしていたらすぐにお客様が来られました。
私の支部では、
ことをポスターや広報紙で周知していました。
相談会場の入り口にもこの内容を書いた旗まで用意して。
さらに、確定申告書の作成は近くにある税務署へご案内することになっていましたので、こちらで作成を手伝うことはほぼありませんでした。
私がお受けした相談の詳細はお伝えできませんが、
- 会社を定年退職したけど確定申告をしたことがないためどう計算したらいいかわからない
- スマホ申告の仕方
- 生命保険料控除額の計算の仕方
- 事業承継(代替わり)の手続き関係
など多岐にわたりました。
即答できるものもあれば回答に悩むものもありました。
その点、税理士がほかに2名いらっしゃいましたので質問をしたりこちらからアドバイスをしたりと対応させていただきました。
ほかの税理士の相談内容も含めてですが、退職後の確定申告の仕方がわからないこととスマホ申告の操作がわかりにくいというご意見が寄せられていましたね。
年末調整で会社がやってくれていたけど退職後は自分で確定申告をしないといけない。でもその仕方がわからないと。
あと、退職金をもらっているのにそれを含めて申告をしないといけないことを忘れておられる方も。
スマホ申告については私も含めほかの税理士もAndroidを使っているからかiPhoneの操作に慣れておらず苦戦しました。
マニュアルも税務署側で作ってくれてはいたのですがやっぱりうまくいかず。
挙句の果てに申告書を手書きで作成することになってしまいました。
JAの無料申告相談会
こちらはJAと納税協会が主催で、梅の郷部会という団体の無料相談会に丸1日従事しました。
梅農家さんが多いのですが、JAでの記帳指導が行き届いているせいかみなさま決算書や申告書を手書きで書いてくるのです。
税理士側は集計もれがないかどうか控除額に誤りはないかどうかを確認して、出来上がった決算書をもとに消費税の申告書を作成するという流れです。
国税庁ホームページの作成コーナーで消費税の申告書を作成すればいいのですが、2年前の売上金額の確認やインボイス登録状況を確認する必要があり時間がかかりました。
JAの職員さんは事前にお客様が集中しないように来訪時間を案内されておりお客様は多かったですが混雑することはありませんでした。
私が担当した中では、インボイス制度についてのご質問が多少あったくらいで、あとは入力した消費税の申告書の説明だったり納付金額の案内だったりが多かったです。
午前中はお客様のキャンセルもあって早めに終わったのですが午後からは次から次へとお客様の対応させていただきました。
生命保険料控除の計算の仕方がわからないとか記入方法の確認が多かったですね。
「ありがとう」の一言がうれしい
両日とも相談対応が終わったら「ありがとう」とか「忙しいのにすいません」とか言っていただけるんですよね。
なかにはチェックに時間がかかったり消費税の申告書作成などでお待ちいただく方もおられるんですけど、「慌てんでも大丈夫やで!」と声をかけてくださいます。
即答できないような場合にはアドバイスにとどめたのもあります(事業承継)。
それでも一定の方向性を見つけたらしく感謝していただきました。
個人の方は毎年確定申告は不安なんだなと改めて思いますね。
喜んでいただけてなによりです。
まとめ
税理士支部における大きな相談会は終わりました。
あとは納税協会での個別相談に数日従事させていただきます。
毎年ぎりぎりにならないと申告書を作成されない方もおられますのでできるだけ早めに相談に来てほしいなと思います。
では。