年金をもらい始めるときや年金をもらっている方向けに日本年金機構からハガキ形式のものが届きます。
実は、個人事業主の記帳指導や確定申告の相談会で「公的年金等の源泉徴収票が見つけられない」という事例を耳にしました。
なぜこのようなことが起こっているのでしょうか。
【事務所お知らせ】ハガキの色が一緒
年金を受け取る方向けに日本年金機構から送られてくるハガキには以下のものがあります。
- 公的年金等の源泉徴収票
- 年金額改定通知書
- 年金振込通知書
- 統合通知書:年金額改定通知書と年金振込通知書が一体になっているもの
- ねんきん定期便
- 年金請求書(65歳用)
この中で、公的年金等の源泉徴収票とウリ二つなのが統合通知書。
統合通知書は青色のハガキです。
源泉徴収票どこ行った??
源泉徴収票だと認識されるような工夫をしてほしい
先日、年金相談員の勉強会で社労士の先生や街角の年金相談センター長に「公的年金等の源泉徴収票のハガキの色を変えてほしい」という意見を挙げさせていただきました。
もちろん一社労士の意見なので取り入れていただけるかどうかわかりません。
ただ、現状として源泉徴収票が見当たらないとか違うハガキを持参するとかという弊害が出てきています。
また、最近では年金額の改定が年金額が毎年のように行われますので、年金額改定通知書が1年に何枚も送られてくる可能性があります。
ですので、公的年金等の源泉徴収票だけは青色にしないとか赤で強調してみるなど、どの方が見てもわかるようにしないといけないのかなと。
実際、年配の方が確定申告の会場で年金関係のハガキの束を税理士や税務職員に見せて探させたりしていますが時間が無駄です。
もしこのままの色で進めるのであれば源泉徴収票であることをもっと明確にすべきだと思いますし日本年金機構も周知すべきかなと思います。
まとめ
年金相談員をしているから公的年金等の源泉徴収票を判別できたのだと思うのですが、正直ぱっと見た限りではわかりません。
年配の方は不安なのですべてのハガキを保管してあったりしますがどれかわからない。
なのでハガキを束ごと持参することになってしまうのです。
今年になってあらゆるところで公的年金等の源泉徴収票のお話を聞いたので記事にしてみました。
では。