3/12に和歌山県社労士会の新規入会者研修を受講してきました。
私が登録したのは令和3年4月ですが、コロナの影響により3年ぶりの開催となりましたので令和3年から5年に新規に入会した社労士が集まりました。
【事務所お知らせ】丸1日の研修だったが充実感あり
朝10時から17時という丸1日の研修でしたので疲れたのは確かです。
しかし、内容は非常に充実していました。
当日は、
- 労働保険の事務手続
- 社会保険の事務手続
- 社労士会の特徴
- SR経営労務センターの紹介
- 政治連盟の紹介
などがありました。
事務手続については、労働局や年金事務所の職員がお見えになり説明をしていただきました。
配布されたパンフレットは膨大な量になりましたがどれも見返したくなるものばかり。
さらに、手続便覧という書籍まで配布していただきました。
今や労働保険や社会保険の事務手続きは電子申請が推奨されていますので、講師の社労士が実際電子申請をどうやっていてどこを注意しているのかを教えていただきました。
私は電子申請ができる状況にはしてありますがこれまで自分で申請をした経験がないのでとても参考になりました。
あと、個人的に年金事務所の職員から説明のあった「事務所調査の着眼点」が興味深かったです。
税務調査対応を業務メニューにしているので、どこをチェックしているのかは非常に気になるところでしたし。
出席者の雰囲気
令和3年から5年までの入会者のうち出席されていたのは15名弱。
毎年5名程度の入会だそうなのでそんなものなんですね。
男性と女性の割合は半々でした。
年齢層も幅広かったです。
若そうな方はどこかの事務所に所属されている社労士だと思います。
開業社労士もけっこういらっしゃいました。
休憩時間は昼くらいしかなく交流を図るような時間はありませんでした。
たまたま横に座った社労士と名刺交換をさせていただきましたけどそれほどお話することもなく。
夜に懇親会が計画されていましたが私はキャンセルさせていただきました。
おそらくこの懇親会で社労士会の役員の方たちとお話するのだと思いますけどね。
年金相談は人が少ないんで…
社労士会会長が和歌山県会の特徴の説明をされているときに、県会で行っている事業の募集案内がありました。
その中で、「年金相談をしていただく社労士が少ないので」と何度もおっしゃっておられました。
実際、年金事務所や街角の年金相談センターでの年金相談員は東京や大阪で研修を受講しOJT研修をしたうえで登録が必要なためハードルが高い。
一方で、和歌山市役所で行う年金相談については誰でも応募ができる、とのこと。
私も実家が和歌山市内に近かったら市役所の相談に入ってもいいのかなと思ったりはしますけど、まあ大変な仕事であることは年金相談員をしていてわかります。
人手不足なのはいわゆる県会の事業に参加しなくてもうまくやっていけている社労士が多いのかもしれませんね。
オンリーワンを目指そう
社労士会会長のお話で印象に残ったのが、オンリーワンを目指そうということ。
年金に特化するとか労働問題を扱う・セクハラ対応をする・手続き業務に絞るという専門分野に絞るのもひとつ。
一方で、専門分野は特にないけど、お客様からの回答にすぐ対応する・行動する・書類を丁寧に作成できる能力を身に着ける、というのでもオンリーワンを目指せると。
私は社労士業のメインは年金相談です。
年金相談からしか社労士業としての収入はありません。
でもその一つがあるからこそ、年金請求の手続きを代行することができますし税理士業をしているからこそ所得税や住民税の説明をすることができています。
年金相談員の報酬はそれほど高くありません。
週1日勤務なのでたかがしれています。
でも税理士業をするうえで所得税や住民税の知識をもっと増やそうと思いますし、年金をもらうお客様の多くは相続の問題にも直面しています。
そんなとき相続税の知識もあるといいんじゃないかなと最近特に感じています。
年金相談そのものは非常にしんどいです。
毎回ミスばかりなので凹んでしまいますがお客様が納得して帰られたらうれしいものです。
周りの社労士にも支えられています。
毎月1回の年金相談研修に参加させていただくことで年金に詳しい先輩社労士に相談させていただいたりできるので安心です。
一方で、年金と税金は密接に絡み合いますので税金関係の研修講師をさせていただくこともあります。
このような経験をしている自分が3年前は想像さえしていませんでしたから不思議なものです。
これも縁なのかなと感じます。
まとめ
結局、今回参加した新規入会者の方とはほとんど会話もありませんでした。
まあ仕方ないのかなと。
講師の先生がたくさん準備をしていただき大変充実した研修になりました。
参加してよかったです。
では。