無料相談で対応するかどうかのメルクマール

税理士会支部が主催で行う無料相談会。

多くのお客様がお越しになられますが、すべての質問に対応できるとは限りません。

その際自分の中で無料相談で対応するかどうかの判断基準(=メルクマール)は持っておきたいところです。

【事務所お知らせ】  

氏名・住所・連絡先を書いていただける

無料相談会にお越しなる方には必ず氏名と住所と連絡先を書いていただくことになっています。

たまに名前や連絡先を書きたくないという方がおられますがこの場合はお断りしてもいいことになっています。

お客様としてはちょっとのつもりで聞いたことが後で大問題に発展することはよくあることです。

その責任をきちんと果たすべくお客様も名乗っていただくことがまず最低限のマナーです。

即答・パンフレットで答えられる

まず質問内容を確認したうえで、即答できるまたは手元にあるパンフレットで答えられるかどうかです。

相談会で用意されているパンフレットで答えられれば無料相談で大丈夫かなと。

中には「相続税の仕組みを教えて」という一般的なお話で済みそうな場合にはパンフレットをお渡ししてさらっとご説明するだけでも喜んでいただけます。

たまに即答できることもありますけど、まあ記憶ほどあてにならないものはないのでパンフレットがあればお見せしながら説明したほうがいいと思います。

持参しているハンドブックで回答できるか

私が税務相談時に持参しているハンドブックです。

一応2冊とも持っていきます。

「ここに書かれていないことがあれば無料相談対象外」と判断しています。

それくらい割り切っていいのかなと。

無料相談にこだわる方なら

たまに無料相談会にだけお越しになる方がいます。

もちろん別にかまわないのですが、無料相談には限界があることをお伝えすることもあります。

「税理士とご契約いただいたほうが話が進むこともありますよ」とか。

税務署へご案内させていただくこともあります。

いわば窓口案内人としての役割ですね。

税理士としてはお客様からのご依頼があって収入が成り立つところはありますがお客様が望んでいないところまで無理に介入はしなくてもいいのかなと。

お客様が自分で解決しようとしているのならそれが正しいことだと思いますので。

まとめ

毎年定期的に無料相談会を行っているわけですが、最近ようやく自分の中でメルクマールができてきた気がします。

割り切りも必要です。

では。

タイトルとURLをコピーしました