一人親方の税務調査ポイントの15回目。
今回は調査日当日の状況と注意点について書いてみたいと思います。
調査日当日までにすべきこととも絡んできますので前回の記事も合わせてお読みいただけたらと思います。
【事務所お知らせ】調査日当日の流れ
調査日当日は、朝10時から開始して夕方4時に終了するというのが一般的な流れです。
午前は、事業内容についての確認や世間話などがあり、午後から申告内容の確認です。
事業内容の確認とは、仕事内容や取引先の情報、仕事の受注から請求・入金までの流れ、現在までの経歴、家族状況、申告書の作成方法がメインです。
世間話は調査官が緊張を紛らわせるために行ったりしますが、この目的は帳簿に出てきていない案件がないか確認をしようとしています。
もちろん必要以上に緊張する必要はないですが、余計なことまでしゃべらないように注意しましょう。
受け答えは聞かれたことだけ回答するようにします。
わからないことや確認したいことは保留して後日回答するで全然かまいません。
やってはいけないのは、事実と異なる回答をしてしまうことです。
ちなみに、調査官への昼食を用意する必要はありませんがお茶くらいは出してもかまいません。
税理士に立ち会いをお願いしているのなら退席していただいてかまいませんが、午前中の事業説明と午後の終了時には席にいていただいたほうがいいです。
あと、もし遠隔地の取引先や1回限りの単発の取引先があればその事情は説明できるようにしておくといいでしょう。
事務所内の整理整頓など
調査日当日には、調査場所であるリビングなどに書類関係を一式準備しておきます。
そのため、事前に整理整頓をしておきましょう。
一時的な業務メモや取引先であると推察されるカレンダーやティッシュ・クリアファイルは調査官に変な誤解を招くおそれがありますので捨てておくなど対応を取ります。
トイレを使わせる場合もトイレにかかってあるカレンダーから情報を収集することもありますので。
また、デスク周りや机の中、金庫、パソコンがある場所ですとつい調べたくなりますので必要のないものは整理をしておきます。
パソコンの中身をチェックされることもあるのでデータチェックもお願いします。
現金・預金管理
現金管理周りを見られる可能性があります。
金庫に現金を入れている場合にはその中身を見せて、直近の現金と現金出納帳が一致しているかどうか確認をします。
この際、一致していなければ管理がずさんだという印象を与えてしまいかねません。
預金通帳の残高も当然帳簿と一致させておく必要があります。
申告内容の確認
午後から行われる申告内容の確認とは、申告書や元帳、通帳や請求書・領収書・契約書などを照らし合わせながら調査官から質問を受けます。
もし調査官が必要な書類だと判断したら、該当箇所をコピーして持ち帰ります。
またコピーがその場になければ書類を持ち帰ることもあります。
その場合には、調査官から書面が交付されるので書類が返却されるまできちんと保管をします。
申告内容で調査官がどうしても必要だと判断した場合には、取引先等への質問や調査が行われることがあります。これを反面調査といいます。
反面調査は、取引先等に迷惑がかかることになりますのであいまいな回答は避けたほうがいいです。
あいまいな回答をするからこそ調査官自体はもっと調べたくなりますので。
反面調査をするかどうかは調査官から事前に話があるはずです。
まとめ
今回は、調査日当日の話をメインに書いてみました。
当日は調査官にとっても緊張するところです。
余計なことまでしゃべらないようにと書きましたが、実際はどこまでが余計なことか判断つかないかもしれません。
そんなときに税理士が立ち会ってくれると安心です。
ある程度コントロールしてくれるはずですので。
では。