「退職したほうがいい」と言った医師の言葉どおりになった

昨日7月10日は税務署の人事異動日でした。

私は新年度が始まった早々、令和元年7月末に税務署を退職しました。

通院していた医師に言われた言葉通りになってしまいました。

【事務所お知らせ】  

睡眠外来と心療内科が併設された病院

退職する直前は、東京の飯田橋にある心療内科と大崎にある睡眠外来に通院していました。

大崎にある睡眠外来には心療内科も併設されていて、一時期は心療内科でもお世話になっていたことがあります。

当時はうつ病とパニック障害が重くて、復職してもまた休職を繰り返している時期でした。

仕事が楽しいと思ったことはなく職場の人と関わりたくありませんでした。

希望する仕事もできない、休まれると困るー。

もっともです。

病人を抱える上司の苦労がわかっていましたので。

そんなとき、大崎の病院の医師から「もう税務署を退職して自分で仕事をしたほうがいいよ」と告げられたのです。

当時は「そんなこと言われても…」と思ったと同時にちょっと安心した自分がいました。

きっと私の話の端々を感じ取って、組織に向いていないんだろうなと思っていたのかもしれませんね。

結局復職をしても周りとうまくやっていけないことを見透かされていたような気がします。

両親の猛反対

両親にこの話を伝えたところ、その医師の判断がおかしいと猛反対されました。

そんな医師にもう診てもらわなくてもいいと。

退職することは仕事がなくなること、収入がなくなるのに無責任なことをいう医者は信用ならないと思ったようです。

私も精神的に不安定な時期でしたので、医師が言うこともわかるけど両親の気持ちもわかるなと思いつつ。

その後医師に休職の診断書を書いてもらうときに、もう退職したほうがいいよと強い口調で言われてしまいました。

両親の気持ちが変わらない以上仕事は続けないといけないとは思って、いったん医師の言うことを聞かずに病院を転院することにしました。

原因を取り除くこと

その後睡眠外来は同じ病院の別の医師が担当になりました。

心療内科は国税局の産業医から紹介された飯田橋の病院へ。

結局転院してから2年もしないうちに退職を決意しました。

何が原因だったのか。

組織と人間関係が苦手で仕事も楽しくないから逃げたかったのかなと。

しかし、両親に何度伝えても納得してもらえませんでした。

その葛藤が常にありました。

よく職場の上司との面談で、「体調不良の原因は何?」「なぜ昨日休んだの?」と聞かれることがありました。

組織や人間関係が苦手で仕事が楽しくない、なんて言えません。

そういえば何度か言ったことがありますけど注意されてしまい聞き入れてもらえませんでしたね。

体調不良の原因はなんとなくわかってきていました。

その原因を取り除くため、退職して自分で仕事をしていくほうがいいのではないかという当時大崎の医師が言っていた通りになりそうだなと。

結果、退職をして実家に帰ってきました。

そして税理士業社労士業としてひとりで開業し自分が好きな仕事を中心に生活をしています。

退職を決めたとき、開業を決めたとき、両親には何度か反対されました。

体調を思って、というのもあったのかもしれません。

しかし、それでも最終的には「自分が決めたことだから」と許してもらえました。

両親いわく、「このまま国税にいたら心配でたまらなかった」と最近になってよく言ってますね。

両親も考え方を変えてくれたんだなと思うと今も感謝しています。

稼ぐ VS 無理しない

開業してからも無理のない範囲で仕事をしています。

うつ病とパニック障害を経験したからこそたくさんのお客様を抱えることなく嫌だなと思う仕事はお断りさせていただいています。

事務所ホームページに掲げてある仕事は好きだから・興味があるからという理由です。

  • 電話連絡は基本しません
  • ネットからのお申込み受付
  • やらないリストを公開
  • 料金表を公開

お客様にとってハードルが高いのは申し訳ないなと思いますが、こうでもしないと仕事に追われてまた精神的につらくなっていく自分が想像できてしまいます。

なので稼ぐことは目指さずに楽しい人生を送れるように仕事をしています。

それはこの税務署退職が大きく影響しています。

まとめ

7月の人事異動日にはすでに退職について幹部と話しあっていました。

その後何日か引継ぎで出勤したのち有休消化に入りました。

退職したタイミングはよくなかったなと今は思ったりします(苦笑)。

では。

 

 

 

 

 

 

 

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