私は税理士・社労士として開業している傍ら、家業の従業員として家業の経理と確定申告時期に税理士事務所でアルバイトをしています。
本業1本にしてもいいんですけど今も続けている理由について書いてみます。
家業経理をする人がいなくなった
税務署を退職するにあたってうつ病・パニック障害で仕事を休職・復職を繰り返している状況でした。
退職したいなと思った矢先家業の経理をする人がいなくなってしまいました。
家族からどうしたものかと相談を受け、税理士事務所への転職活動を終わらせて実家のある和歌山県に戻りました。
家族も私の体調不良を考えてくれたために最初はゆっくりとした形で経理をすることになりました。
建設業経理は久しぶりでしたが、数か月過ぎると慣れてきました。
その後給与計算や年末調整もその年から行うようになりました。
社会保険や労働保険関係の手続きは家族と一緒に行っています。
今まだ父は現場で働いていますし、母や妹も一緒に働いています。
私は経理面のサポートに徹してくれたらというので空いたときにちょこちょこ経理はやっています。
記帳代行が苦にならないのはこの家業経理を普段からやっているからなのかもしれませんね。
そのためか家業経理をやめてしまおうとも思わないというか…。
好きでやっている、というところが大きいです。
【事務所お知らせ】確定申告時期のアルバイト
確定申告時期だけですが地元の税理士事務所で確定申告のアルバイトをしています。
開業当初お声かけをいただき今も続けています。
農家の方の決算書作成を中心に13時から17時半で基本平日だけ行かせていただいています。
税理士事務所では私だけの別室を用意いただき、15時にはコーヒータイムがあります。
農家特有の勘定科目に苦戦しましたけど、今は慣れてきましたね。
大ベテランの税理士から学ぶことも多いのでこれもけっこう好きでやっている、という感じですね。
「好きでやっているから」いいじゃないか
本業1本でやったほうがもっと稼げるんだろうなと感じることはあります。
ただ、そこまで無理もしたくないなと思うのとどちらも好きでやっているからまあいいかなと。
稼げるけど嫌な仕事ならとっくに嫌になって辞めていると思います。
最低限生きていける収入をもらえているのならそこまで今無理をする必要はないのかなと。
開業当初はすぐに稼いで実家を飛び出そうとまで考えていました。
しかし、もし実家を今飛び出したらきっと家業は廃業に追い込まれるでしょう。
そうでなくてもあと何年家業ができるかわかりません。
最後を見届けるまで家業経理を続けるのもひとつなのかなと考えるようになりました。
家族からも適度に仕事できているのなら自分を追い込まなくてもいいのでは?と言われてはっと気づきました。
保険も作っておく
ある意味家業経理と確定申告時期のアルバイトは収入の保険でもあります。
少しづつお客様の依頼もいただけるようになりましたがそれもここ1年程度の話です。
開業直後は家業経理とアルバイトだけでなんとかやっていましたから。
今はこの2つから得られる収入で旅行をしたりPCを買ったりセミナーを受講したり楽しめるようになってきました。
勢いで開業をしたところもあったので収入の保険があったのは本当に助かりました。
ダメなときはダメと言おう
ただそうは言っても日程的に無理なときは無理だと言うようにしています。
例えば、確定申告時期のアルバイトでは事前に入れない日を伝えていますし急用が入ったときにはキャンセルできるようにしてあります。
また、家業経理については家族に経理ができる日を伝えて調整してもらっています。
あくまで自分の仕事を優先して予定を組んでいる、という形にしてあります。
ダメなときはダメと言えるようになったのはお客様が少しづつ増えてきたからかなと。
まあそれで一喜一憂することはないようにしていますけどね。
まとめ
本業とともに税理士事務所の外注や確定申告時期にアルバイトをされている方もいらっしゃるかもしれませんがそれがダメということはないです。
収入の足しになって本人が楽しいと思うのなら続けてもいいんじゃないかなと。
私自身向上心がないだけなのかもしれませんけどね。
では。