2021年4月に税理士登録とともに社労士登録をしましたのでこの4月で4年目になります。
今では年金相談員の仕事を中心に活動をしていますが、当初はただ登録をしてみたいという気持ちだけでした。
税務署勤務中に社労士試験合格
私は税務署勤務をしていたときに社労士試験を受験しています。
当時の上司とのそりが合わなかったことから「働くってなんなんだろう?」と思ったことと源泉所得税担当をしていたことで「仕事に役立つかも?」という発想からでした。
労働基準法の勉強から始めたものの結局試験で点数がよかったのは国民年金法と厚生年金保険法でした。
その後は仕事で使うことは年末調整における社会保険料控除くらいで法改正があっても社労士講座の新年度テキストを流し読みするくらいでした。
試験合格後に事務指定講習を受講しましたけど「手続き業務は今しないしな…」と思いながら10年以上が経過してしまいました。
【事務所お知らせ】社労士登録は迷っていた
正直社労士登録をするかどうか迷っていました。
税理士登録をすることは決めていたものの、社労士登録をして何をするのかがはっきりしていなかったんです。
ただ「せっかく税理士登録するのだから社労士登録も…」と見栄を張った感じです。
登録にはお金がかかりますので社労士登録もとなると税理士登録と同じくらいの費用がかかります。
そのときは税務署時代の退職金もまだ残っていましたので払うことができましたけど、その後毎年年会費を払うことまでは考えておらず…。
「とりあえず登録だけしておけばいいや!」くらいの軽いノリだったのです。
ただ年会費を払うことがわかりさて何か仕事をしないといけないなと。
和歌山県社労士会の年会費は月8,000円×4月=32,000円を年3回に分けて支払います。
税理士業も開業直後で仕事はなかったので、税理士業で顧問契約を結んだ会社の給与計算や手続き業務をワンストップサービスで請け負うかなと。
*これも今思えばざっくりですが…。
ただし依頼はなかなか来ません。
そんな中で和歌山県会から年金相談員研修の募集がかかったのです。
年金相談員で年会費を支払えるように
年金相談員の応募をして東京で行われた研修会に参加、OJT研修を終えて無事に年金相談員としてデビューしました。
当初は自分の知識のなさとお客様対応の難しさでOJT研修の途中で一度挫折しています。
でも年金が好きなんですかね。
結局4か月に復帰して研修を終えることができました。
周りの社労士のサポートのおかげでなんとか今も続けることができています。
週1日ペースで年金相談をしていますが、この収入だけで社労士会年会費は充分賄えます。
さらに、開業当初ほぼ収入がなかった税理士業務を続けていく補てんになったのは言うまでもありません。
給与計算や手続業務を昨年あたりから顧問先で受け始めたくらいでそれまでは年金相談中心でした。
たぶん年金相談員の配置回数を増やすことを希望すればもっと入れます。
収入を増やすことは可能ですけどそれだけで仕事ができるわけではありません。
ただ年金相談員に応募していなかったら今社労士としてどうなっているかわかりません。
多分廃業していたでしょうね。
登録を迷っている方へ
登録しても仕事ないとか不安だという方もいらっしゃるかと思います。
私は登録したい気持ちがあるのならしてみてはどうかと思うわけです。
開業したら県会から仕事の募集が来たりしますので、もし仕事が何もないのなら応募してみるのもありかなと。
いわゆる行政協力なので高収入は見込めません。
でも、仕事は確実にあるのは確かです。
また年金相談に限った話ですが年金相談員の人材不足が叫ばれています。
やっぱり年金事務所職員との関係がめんどくさいところがあります。
私は特に組織の人間関係がとにかく苦手なので…。
その点、同じ年金相談員をされている社労士仲間に相談できる環境はすぐ作ることができます。
最初そのチームに入るときはめちゃくちゃ緊張しましたけど、一度悩み相談を聞いてもらってから周りにめちゃくちゃ支えてもらっています。
なので、登録当初から思いもよらない方向に進んでいます。
でも、その方向が実は自分に合っていてやりがいを感じる仕事になることもあるかもしれませんよ。
まとめ
今回、社労士登録4年目に入ったので開業当初の気持ちを思い出して書いてみました。
ほんと何があるかわかりません。
では。