昨日、2月24日が申請書類の提出の締切日でした。
月に1度締め切りがあって、この日に間に合わないと翌月になってしまうようです。
このブログで「編集後記」として状況は書いてきたように、少し前にすでに提出をしていたので慌てることはありませんでしたが、ほんとうに書類作成は大変でした。。
そこで、今回はあらためて書類作成のことを「備忘録」として書いておこうと思います。
登録申請書類を入手する
「近畿税理士会」のホームページをみると、
- 申請書の提出は「郵送」のみ(新型コロナウイルス感染予防のため)
- 申請書の入手方法として、①インターネットから②郵送 の2つ
が書かれてありました。
確か以前調べたときは(東京税理士会だと)、申請書は税理士会へ持参、申請書の入手方法も税理士会へ取りに行くか郵送だったかと思います。
インターネットから申請書をダウンロードできるのはよかったです。
書き始めるのにあたって、「必要書類の説明文書等」もダウンロードしておきました。
説明文書等を読み何が必要かを確認しておく
必要書類の説明文書等をダウンロードすると、申請の手続きについての注意事項がかなり細かく書かれています。
提出書類もかなり多いですね。
ただ、試験合格なのか免除なのかで提出に必要な書類が変わってくるので、その点は特にチェックしておきます。
どの書類が必要なのかは「税理士登録申請書類チェックリスト」というものがあって、最終的にはこの書類も申請書とともに提出することになっています。
私の場合は、「税理士免除(税務署)」になります。
この説明文書等には記載例も細かく書かれていますので、実際に書きながらでも確認できるようにはなっていますが、間違えそうだったので何度も目を通しておくようにしました。
取り寄せが必要な書類をピックアップし早急に手配する
税理士登録をする際には、いろいろなところから書類を取り寄せる必要があります。
相手があることなのでできるだけ早めに手配しておくことをおススメします。
私の場合は、「税理士免除」ですので、
- 資格を証する書面(試験免除決定通知書)→税務署勤務中でも取得できたので、退職前に取得しておりました。取得まで2カ月くらいかかります。
- 住民票、身分証明書、所得証明書:市区町村へ
- 在職証明書(職歴証明書):国税局へ
- 登録免許税の納付書:税務署へ
- 建物全部事項証明書、(家業の)履歴事項全部証明書:法務局へ
を取り寄せる必要がありました。
もちろん登録の仕方によっても追加で書類が必要になったりします。
私の場合は、家業の会社で勤務しながら開業登録をすること、自宅で事務所を開設する予定ですので、登記事項に関する証明書も必要になりました。
この中で特に時間がかかりそうだったのは、国税局に依頼する「在職証明書(職歴証明書)」でした。
以前問い合わせたときに、申請を受け付けてから1カ月程度はかかると言われていました。
しかも職歴証明書を申請するにあたって国税局のホームページに掲載はなく、電話で確認したときに口頭で説明を受けたものをワードでフォーマットを作成しました。
今回、その作成しておいたワードを出力して請求しました。
職歴証明書は入手することができましたがやはり3週間かかりました。
試験合格の方ですと、2年以上の実務経験を有する書面として在職証明書が必要になりますが、なかなか勤務先から証明書を発行してもらえない、という話を聞いたことがあります。
証明してもらえないとなるとかなり困ってしまいますよね。
とにかく早めに確認して発行してもらえるように掛け合ってみることが必要だと思います。
ちなみに、税理士免除(税務署)ですと、在職証明書を提出することで書類提出を省略できるものがありました。
- 在職証明書(職歴証明書)に印鑑証明書は不要
- 実務経験期間中の確定申告書控(源泉徴収票)は不要
公文書のためにこれ以上の公証力の担保は不要だからだそうです。
あと、直近2年分の確定申告書控のコピーが必要ですが、申告していない場合は所得証明書が必要になります。
私の場合、令和2年分は医療費控除を受けるために電子にて確定申告をしましたのでその控えを出力、令和1年分は年末調整のみでしたので所得証明書が必要でした。
登録免許税の納付書は、最寄りの税務署へ出かけて入手し、金融機関で納付しました。
最寄りの税務署で納付はできませんし、「品川税務署」の納付書で納付することになっています。
市区町村や法務局の証明書関係は、行けばすぐ発行してもらえました。
特に、法務局は事前にインターネットから申請しておきましたので、スムーズに取得できました。
注意はやはり在職証明書(職歴証明書)ですね。
これがないと、申請書に書く経歴はこの証明書どおりに記載する必要があるのでまったく先に進めません。
証明書が揃ったら書き始めるー「手書き」なので少しずつ
証明書がすべて揃うまで3週間くらいかかるので、その間に何度か説明文書を確認しておくことと、記載例を見てどこを書くのかも確認しておきました。
いざ揃ったら書き始めます。すべて「手書き」です。
実際書いてみるととにかく時間がかかります。
特に経歴を書くところ。税務署名や役職名は漢字で長いので手がすぐ疲れました。
一気に書き上げようとすると丸1日かかってしまいます。
また、家業の仕事との兼業になるので、家業の税理士業務は行わないことを証明する書類も必要になり家族に書いてもらう書類も出てきました。
私は1日かけてずっと書いていましたが、細切れでやったほうがいいと思います。
とにかく疲れますから。失敗しました。
数日に分けてちょっとずつ書くことをおススメします。
不明点は問い合わせる
書いていると不明点が出てきましたので、問い合わせることにしました。
近畿税理士会だと、問い合わせできる日時が決められていますので、確認してから問い合わせたほうがいいでしょう。
丁寧に教えていただけました。
「現金書留」の封筒に入りきらない
書類が完成して郵送するときに、手数料を入れた現金書留の専用封筒にそれら申請書類を同封することになっていました。
しかし、どう考えても申請書類が入りきれませんでした。まず折らないとダメですし。
説明書類を見返すと、入りきらない場合は現金書留と申請書類は別便でも可能だと書かれていましたので、それで対応することにしました。
どうやったら入りきるのでしょうか。。
まとめ
今回は税理士の登録申請書類について気をつけたことを書いてみました。
おそらく何も連絡がなければ、この後面接があります。
面接はコロナ対策の観点からZOOMで行われるようです。
作成はとにかく大変でした。。
では。
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