少し前に耳掃除をしていたら音が聞こえにくくなりました。
プールに行っていることもあり耳に水でも入ってしまったのかと思っていたのですが、時間がたっても改善しませんでした。
自分で耳掃除をするとたいてい内耳を痛めてしまい、以前も何度か耳鼻科へ行ったことがありましたので、今回も診てもらったほうがいいかなと。
耳鼻咽喉科がない!
近所に耳鼻咽喉科があるか調べてみることにしました。
すると、総合病院が1つと個人病院が1つしかありませんでした。
昨年まではもう1つ個人病院があったようですが、閉院してしまいました。
総合病院の耳鼻咽喉科は午前中のみで土日は休診でした。
その日は土曜日でしたので、必然的に個人病院に行くことになりました。
ただその個人病院も土曜日は午前中のみ診療。
混むんだろうなと思いながら仕方なく行くことに。
65人待ち…
着く前に病院のホームページを見ていると、順番待ちの人数が表示されるようになっていました。
初診は無理ですが、再診の方は当日のみネット予約ができるようでした。
予約すると番号が振られるようです。
そこで見たのは「65人待ち」という文字。。
何時間かかるんだろうか…。
いざ病院に着くと駐車場はいっぱいでした。
受付に初診である旨を伝えると、「4時間以上待ってもらいます」と言われました。
午前10時でしたので早くて14時すぎ。しかも、13時以降は必ず病院内で待っていてくださいと言われました。
仕方なくいったん家に戻って再度出なおすことにしました。
そして、13時前に再度病院へ。
意外とスムーズに進んだせいかそれほど待つことはなく、診察も終了しました。
内耳が傷ついて血豆のようなものが出来ていることと、自分で耳掃除はしないようにと言われ、傷が治るまでしばらく通院となりました。
病院は専門医が少ない地域だと差別化できる
私が住む和歌山県の田舎地域でも病院はいくらでもあって、人口の割に総合病院もたくさんありますし、個人病院も数えきれないほどあります。
特に内科や外科は充実しています。
しかし、耳鼻咽喉科は先ほども書いたように個人病院は1件だけです。
今回診察してもらった個人病院はつい数年前に開業したそうで、医師も若い方でした。
総合病院の耳鼻咽喉科は時間が限られていますので、どうしても個人病院に患者は殺到します。
一人勝ちの状態です。いわゆる差別化ですね。
看護師や補助職員も個人病院なのにたくさんいましたので、給与を支払えるほど売上があるのでしょう。
独占状態だと怖いなと思うこと
ただ独占状態だと怖いなと思うこともありました。
今回の病院は、窓口の職員の対応があまりよくありませんでした。
口調が強めで、4時間以上かかると言われた時もきつく感じました。
忙しいのは分かりますが、窓口なんだからきちんとしてほしいなと思いました。
ただ医師や看護師はきちんと対応しておられましたので、近所での評判はいいようです。
病院が1つだけしかないとそこに行かざるを得ないわけで、近所の方たちから信頼されるにはいつも慢心しないことが必要だなと思いました。
あと、やはりいいのは事前にネットで予約できる制度があることですね。
再診のみですけど、使ってみると便利です。
もし順番が来てその場にいなくても、ネット予約で発行された番号を窓口に言えばすぐ入れてもらえます。
順番が来るまで待合室でずっと待つのは正直厳しいですよね。
普通でもきついのにこのコロナで待つことが怖くなっています。
しかしいまだに受付してから待たされる病院もたくさんあります。
私が行く内科(精神科)も予約はなく、受付後待合室で待たされます。
こういうちょっとしたことですが、お客様目線を考えた対応を取ることって大事だなと思いました。
税理士&社会保険労務士でも差別化できるかもしれない
では今住んでいるところに税理士はいるかというと、けっこういます(苦笑)。
ただ高齢の方が多いようで、若手はほぼいません。
地元の高校の後輩が開業しているようですが、接点はまったくありません。
田舎ですから会社よりは個人のお客様がいるとは思いますが、正直こんなに税理士がいると地元だけで活動するのは無理そうだなと感じます。
私はこのネットでの集客をメインに考えていますので、地元のお客様にこだわることはなくて近畿全部、あるいは全国対応もするつもりです。
また業務の内容も、ほかの税理士が掲げているものとは異なるものを打ち出すつもりです。
私が今考えている調査業務に特化することも、クラウド会計のサポートなど経理効率化支援など、いろいろと対応できる可能性があるのかなと。
田舎とはいえこうやってネットでやりとりができる世の中です。
場所の不利益はなくなってきたような気がしています。
東京だからとか和歌山だからなど一切ないと思うのです。
それよりもどういうことを自分がやりたいのか、お客様にどれだけ選んでいただけるのかを考えることを明確に打ちだすことが必要だと思っています。
まとめ
今回は耳鼻咽喉科が地元になくて、たった1件しかない個人病院の耳鼻咽喉科が繁盛しているのを見てちょっと考えてみました。
どういう意図があってこの田舎を選んだのかは分かりません。
ひょっとしたら情報を得てここなら差別化できるだろうと思ったのかもしれません。
医師にも専門分野がありますので、たまたま耳鼻咽喉科を専門にしていたからなのかもしれません。
たまたまなのかも分かりませんが。
いざ私がやる税理士&社会保険労務士はたくさんの方が開業されていますので、ある程度差別化も必要だなと思っています。
お客様が必要としていることにいかにお応えするか、また自分の専門をどうやって明確に打ち出すか。
これらをすごく考えさせられる出来事でした。
では。
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