税務調査当日のお話です。
緊張もしますし、嫌なものです。調査官でも緊張しますから。
調査官は事前に調べてきたことや、当日の書類確認で会社側などに質問や疑問点をぶつけてきます。
そこで、当日に意識してほしいなと思ったことがあります。
説明ができるか
総勘定元帳や請求書・領収書などに載っている内容について、説明できるようになっておく必要があります。
もちろん、会計処理方法や税務調整などの専門的な内容は税理士が回答しますが、
請求書ならばどういう相手方に発行したか、
領収書ならば目的や相手方、
異常な費用の出所はなど、
なぜこの書類を作成し発行しなければならなかったのかを説明できるようにしたいものです。
題名の「説明がうまくできるか」の「うまく」は説明の仕方が流暢で上手にという意味ではありません。
説明の仕方が下手でも、調査官を納得させられるように、という意味です。
税理士はあくまで経理や申告書の作成の部分では専門家ですが、事業内容などはあくまで会社の代表者や個人事業主が説明すべきです。
私が調査官の時に、質問した内容について代表者がメモ書きしながら書類の説明をしてくださったことがあります。
私がそれで納得でき、書類の発行までの流れが理解でき調査が一気に進みました。
私の無知が原因なのですが、口頭だけで伝わらず何回も質問されたりする場合は、その場でメモ書きして調査官に理解してもらうのもありかなと思います。
うそは絶対につかない
当日は、調査官から事業内容の確認から始まりますが、こちらから進んで話をする必要はありません。
調査官から説明や回答を求められたことだけ応えればいいです。
変にしゃべりすぎると余計なことを言ってしまい、調査官から逆に怪しまれることもあります。
税理士に伝えていなかったことを当日代表者が言って、税理士がビックリしていたこともありましたね。
流暢な説明や回答ができても、うそは絶対ダメです!
うそは必ずバレます。
調査官は怪しいと思ったらとことん調べますから。
うそが分かった場合、重加算税という非常に重い税金負担を強いられますので注意しましょう。
まとめ
他にも、調査日前後での対応の仕方があると思うのですが、
調査当日について特に気をつけてほしいなと私が思っていることを書きました。
あまり心配になる必要はありません。
きちんと対応すれば調査官も分かってくれますから。
では。
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