最悪の旅行ー二度とかかわりたくないし絶対に許さないー

税務署で勤務していると、先輩や後輩と旅行に出かけることがあります。

仲間意識を持ちたいということなのでしょうが、私は職場の中の人たちとはあまり交流を持ちたいほうではありませんでした。

仕事のときだけ一緒であればいい、という考えだったのです。

しかし、半ば強制で行われる旅行も存在します。

特にまだ1年目のときは拒否するわけにはいきません。すぐ上の先輩の言うことは絶対なのです。

そこで、今回は今では考えられない若手ばかりが参加した最悪な旅行について書いてみます。

今でもこういうものが行われていないことを願うばかりです。。

夏の伊豆・1泊2日 若手だけの旅行

とある夏の日、伊豆にあるコテージを貸し切って男ばかり10人ほどで旅行に行くことになりました。

私は1年目。同期と1年上の先輩・高卒から税務職員になった先輩が参加していました。

先輩たちは毎年旅行を企画していたようです。

東京駅から電車に乗るなりお酒を飲み始めました。大声でしゃべり周りの客が引くほど。

お酒が飲めない私も無理やり飲まされました。

ある同期は完全に酔っぱらってしまい、「ほんまにここまでやるん?!」と思うくらいの最悪な幕開けです。

いざ伊豆へ着いても先輩から容赦なく文句や普段言えないような言葉を浴びせてきます。

「お前のこういうところが嫌い」だとか、仕事のダメ出しから生活態度まで。。

夜はバーベキューをしましたが、ここでも酒を飲まされます。

私は完全に腹が立ったので酔っぱらったふりをして横になって寝ていました。

すると、何人かの先輩が私をからかうのです。もう酔ったのかと。

私が聞いているにもかかわらずその場で文句を言い始めるのです。

先輩のひとりは仕事がすごくできる先輩で、高卒出身。私と同い歳にもかかわらず直近の異動で財務省へ出向された方でした。

その人が完全に裏の顔を見せたのです。

仕事はできるかもしれないけど、人を侮辱する言動を発したのは驚きとともに残念な気持ちになりました。

同期や1年上の先輩は完全に従うしかありませんでした。

飲めと言われたら飲む。

何かを買って来いと言われたらすぐ買ってくる。話は絶対に無視しない。。

伊豆からの帰りの電車内で、同期のひとりが酒の飲みすぎで体調不良を起こし、電車内で吐いてしまいました。

もちろん飲まされたのが原因ですが、先輩は誰も助けようとしません。

結局、私を含めたほかの同期と介抱しながら住んでいた家へ連れていくことになりました。

その間も吐き続けていた同期を見ていてとてもつらかったし本当に腹が立ちました。

「自分たちを持ち上げてほしい」。気持ちの小さい先輩だなと思ってしまいました。

土日で旅行に行ったので、次の日は月曜日です。

吐き続けていた同期は無事に出勤してきましたが、旅行に行ったすべての先輩方の席を回って「お疲れさまでした」とあいさつして回りました。

数日後、「楽しかったからまた同じメンバーで旅行行きたいから企画してくれ」という先輩の言葉がありました。

同期は受け入れていましたが、私はまったく無視していました。

その後は何の音沙汰もなく1年が過ぎたある日、先輩のひとりが旅行の話を振ってきました。

同期はみんな準備をし始めましたが、「もうこんなことばかげているから止めたら?」と言いましたが企画をしなければならない同期は仕方なくやっていたそうです。

結局、その年は実行しませんでした。

忘れましたが、都合が悪くなったとかいう理由だったかと思います。

上司に言っても役に立たなかったと思う

旅行から帰ってきてから上司に話そうかどうか考えたのですが、当時の上司はどちらかというと先輩たちと交流を深めたほうがいいという肯定派でした。

「一番下なんだから先輩の言うことは絶対だ」、と常日頃から言っているくらいの人でしたから。

ただ、もし酔っぱらった同期が急性アルコール中毒になって命の危険を感じたという事実を告げていたらどうだったのかな、と。

きっとその旅行は今後開催されなかったでしょうね。

その後旅行は開催されず 嫌なものは嫌!

結局、その旅行自体は私が税務職員として勤務していたときはもう開催されませんでしたし、仲間内で行っていたとしても自分に誘いは来ませんでした。

1年上の先輩も声には出してませんでしたが、相当不満があったようです。

しかし、他の先輩たちにかわいがってもらえると思ってあえてつらいことも受け入れてきているようでした。

その現状を、私は素直に受け入れませんでした。

ダメなものはダメです。嫌なものは嫌。

協調性がないと言われても、こういう先輩たちとは絡みたくありませんでした。

仕事がいくらできても、人間性に欠けた人とは付き合いたくありません。

「大卒は仕事できないから腹立つ」、と高卒の先輩はよく口にしていましたが、ちっちゃい人たちだなと。

人を見下しているのがよくわかりました。

こういった旅行は事件が起こる

私が勤務している間、若手だけで旅行に行って事件を起こしてくる人が多くなりました。

警察沙汰になることもありました。

上司も見過ごすわけにはいかなくなり、警察沙汰になれば参加していた職員全員が署長などから事情聴取を受けるようになりました。

今はずいぶん行われることがなくなりましたが、ただ全くないわけではありません。

仲間数人でキャンプに行くとかはあるようですが、その都度上司から注意されています。

とにかく失礼があってはいけないと思うのですが、お酒が入ると行動が大きくなります。

本当に仲のいい人たちだけで参加したらいいのにって思います。

強制参加にしてしまうからおかしなことになるわけで。

よかれと思っているのかもしれませんが、迷惑な人から見ればとことん迷惑です。

これで仲間意識がないと言われ、仲間から外してやろう・無視しようとなるわけですからたまったものじゃありません。

まとめ

今回は最悪だった若手ばかりの旅行について書いてみました。

先輩方はもう忘れているかもしれませんが、私はしっかり心の傷として残りました。

あの日のことは一生忘れないでしょう。

退職したからもう話せることですが、もしこのまま税務職員でいたらいつかこの時の先輩とまたどこかで出会うことになるわけです。

もう二度とかかわりたくないのに。。

嫌なものは嫌と言いましょう。もし話がうまくいかないなら上司にすぐ報告です。

その後先輩から何か言ってこられても相手にしないようにしましょう。

では。

[事務所お知らせ]

編集後記 税理士支部総会に出席

昨日、私が所属する税理士支部の総会に出席させていただきました。

出席された方とご挨拶させていただきました。

総会の途中で自己紹介をさせていただくことに。

緊張のあまり口下手に拍車をかけてしまい、「なぜこんなこと言ったのだろうか」と後悔してしまうほどでした。

緊張で疲れてしまい、帰りの電車の中で頭痛が。。

いつもより早い時間に寝てしまいました。

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