業務メニューに載せるか迷った「メールコンサルティング」

業務メニューを考えていたときに、一番最後まで迷っていたのが「メールコンサルティング」でした。

メールコンサルティングは、税務や労務以外でご質問がある場合に、メールにて回答をするものです。
例えば、
〇受験した各種資格の勉強方法(税理士、社会保険労務士、国税専門官、日商簿記、建設業経理士など)
〇税務署での仕事内容(お答えできる範囲内で)
〇うつ病・パニック障害の体験談
〇税理士や社会保険労務士として開業したこと など。

税務・労務のご相談については、調査業務の中にある「事前対策・相談」からお申し込みいただくことにしています。

なぜ業務メニューに載せるのに迷ったのか、その理由について書いてみます。

そもそも需要がないのでは?

税務や労務のご相談以外のコンサルティングですので、そもそもお金を支払って私のことを聞きたいのか、と思うことがありました。

体験談などは別に無料でもいいんじゃないかなと。

でも何か形としてお伝えできることがあるのではないのかなと思ったのです。

お支払いいただいた以上、私の体験談とこうやってきたというものをきちんとお答えしたいと思うからです。

本来なら対面やZOOMでも受け付けたいところなのですが、まずはメールのみで対応してみて、もしご依頼があれば別の方法も考えてみるつもりです。

メールで対応する難しさ(内容と回数)

メールで対応すること自体は別に問題はありません。

質問を送っていただいたことに対して整理してお答えすればいいので。

しかし、そのメールの内容と回数です。

1件のメールにいくつも内容を書かれてしまったり、頻繁にメールが送られるのも困ってしまいます。

もちろん多くの方の対応をしたい気持ちがあるので、その線引きが非常に難しくて。

まずは、「1往復9,900円・内容5つまで」という制限を設けることにしました。

無料で対応をしないということを表しています。

「メールだから無料で」、とはしないつもりです。

「ちょっとしたことだから答えてよ」、は私はお受けしないことにしています。

ただ、内容を1つに制限してしまうのはちょっと厳しいのかなと思って、5つまでならきちんとお答えできるのではないかなと思ったのです。

内容を5つまでにした根拠はありません。ただそうしようと思っただけです。

料金の設定ー9,900円は高い?

料金の設定についても考えました。

「1往復9,900円」って高くないのかなって。

それこそもっと安くして多くの方の対応をしたほうがいいんじゃないかと。

しかし、ここでも安くしようとは考えませんでした。

お答えするならこちらもじっくり考えて上できちんとした形でお答えしたいからです。

それなりに長文になってしまうこともあると思います。

それだけ時間をかけて回答したいと思っているからで、決して手を抜くことはしたくありません。

そのメールから何か気づきが得られたり、前向きになってもらえたらと思うので。

税務・労務の相談以外のことで交流を持つ

メールという手段で対応すること自体、まったく私は苦になりません。

むしろ積極的に活用したいところです。

というのは、特に精神的な病を抱えていた私にとって、顔を見て話し合うのに少し勇気が必要だからです。

自分のことを相談していいのか、何かきついこと言われるのではないか、という人間不信に陥っていたことがあったことも影響しています。

そういう経験をしたからこそ、気軽に相談できるツールとしてメールを採用することにしました。

顔を見ると緊張してしまうのは私も同じです。

文章にすることならたとえ時間がかかっても文字は残るので気が付いたときに読んでいただけますし。

以前は「お問合せフォーム」をブログ内に置いていたのですが、これをなくしたので交流を持つ機会を作りたいと思ったのも確かです。

何か相談したいけど、毎月じゃなくてもいい。

気軽な感じでご相談いただけるといいかなと思います。

税務・労務の相談とは区別したかった

税務・労務のご相談(調査や申告書などに関すること)は、「事前対策・相談」という別業務でお答えすることにしています。

税務・労務のご相談となると、どうしてもお調べする時間や手間、そして税務調査や申告書作成など手続きのことを考えていかなければならなくなります。

気持ち的にさらに緊張感をもって対応しなければなと思っています。

メールコンサルティングよりはるかに高い値段をつけさせていただいているのはそういう理由からです。

また事前対策・相談については対面やZOOMでも対応します。

税務調査が入るとか、申告書を作成するときに困っていることをお答えするということです。

仮定のお話とか、節税方法を教えてほしいとかはお受けできないかもしれません。

それはご依頼いただいたときに判断することにしていますが、あくまで今後調査が来るとか、申告書を作るのに困っているという方向けの相談に乗るとお考え下さい。

まとめ

メールコンサルティングは後で付け加えた業務メニューです。

まったく税務・労務以外のご相談を受けないのもどうかなと思ったのと、少しでも自分の体験談などを聞きたいという方がいたらお伝えできればいいなと思ったのです。

無料でいくらでも受けつけるのが一番いいんでしょうけど、そうなると本来やりたい調査対応・申告書作成業務がまったくできなくなってしまいます。

1日のうち活動できる時間はどうしても限られていますからね。

メールですと、例えば外出しているときでもお答えすることができます。

そういう気軽さと税務労務以外の内容についてお答えすることで交流を持てればいいなと考えています。

では。

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