令和2年度 年金受給額についてまとめてみた

以前、「令和2年度 社会保険料額」について書きましたが、今回は受取る方、つまり「令和2年度年金受給額」について書いてみたいと思います。

年金として、国民年金と厚生年金がありますが、

65歳に達したとき、障害の状態になったとき、死亡したときにそれぞれ年金が支給されます。

通常、年金受給額については毎年度改定率を設定し年金額を決定します。

令和2年度の改定率は1.001とされていますが、毎年度改定され、その年の4月以後の年金額について適用されます。

では、年金の受給額についてまとめてみたいと思います。

国民年金の年金額

年金額(令和2年度)
給付の種類 年金額
老齢基礎年金(満額) 780,900円×改定率(1.001)≒781,700円
障害基礎年金(障害等級2級)
遺族基礎年金
障害基礎年金(障害等級1級) 781,700円×1.25=977,125円
障害基礎年金及び遺族基礎年金の加算額(第1子または第2子) 224,700×1.001≒224,900円
障害基礎年金及び遺族基礎年金の加算額(第3子以降) 74,900円×1.001≒75,000円

厚生年金保険の年金額

年金額(令和2年度)
給付の種類 年金額
定額単価 1,628円×改定率(1.001)≒1,630円
加給年金額(配偶者、第1子、第2子) 224,700円×改定率(1.001)
≒224,900円
加給年金額(第3子) 74,900円×改定率(1.001)
≒75,000円
障害厚生年金の最低保証額 2級障害基礎年金×3/4
(780,900円×改定率(1.001)×3/4)
≒586,300円
中高齢の寡婦加算額
障害手当金の最低保証額 障害厚生年金の最低保証額×2
(780,900円×改定率(1.001)×3/4×2)
≒1,172,600円

将来の年金給付額の確認は「ねんきんネット」で

国民年金や厚生年金に加入している方は、毎年誕生月に「ねんきん定期便」が送付されてきます。

自分の年金記録が記載されているので、記録に「もれ」や「誤り」がないか確認しておく必要があります。

「ねんきん定期便」は郵送だけでなく、「ねんきんネット」の電子版もあります。

「ねんきんネット」のユーザIDを取得することによって、電子版「ねんきん定期便」を利用できます。

電子版「ねんきん定期便」の内容は、郵送されるハガキ版の「ねんきん定期便」と同一であるだけでなく、ダウンロード機能など年金記録の管理・保存に便利です。

「ねんきんネット」では、郵送意向登録機能により、ハガキ版の「ねんきん定期便」の郵送停止の意向を登録できます。

「ねんきんネット」はこれまでの年金記録や、将来受け取る年金の見込額などご自身の年金に関する情報をパソコンやスマートフォンから、いつでもどこでも確認できるサービスです。

たとえば、以下の場合にすぐに確認できます。

  • 将来受け取る年金見込額が知りたい
  • 自分の年金記録を確認したい
  • 保険料の支払い漏れや届出もれがないか
  • 年金振込通知書などの通知を確認したい
  • 通知書の交付を申請したい

日本年金機構ホームページ ねんきんネット

将来の国民年金と厚生年金の受給額は、具体的には「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できます。

また、「ねんきんネット」を利用するには、基礎年金番号などが必要になります。

詳しい手続き方法は、先ほど記載しました「日本年金機構 ねんきんネット」にアップされています。

簡単に流れを説明しますと、

①スタート
新規登録画面から必要事項を記入します。
・基礎年金番号等

②ご本人確認
日本年金機構でご本人確認を行い、ユーザーIDをお届けします。

③完 了
ユーザID、パスワードを使用して「ねんきんネット」へログインします。

となります。

ここで、自分の基礎年金番号が分からなくなったり確認したい場合には、以下の書類で確認します。
なお、個人情報を保護するために、メールや電話では答えてもらえません。

1.青色の年金手帳(青色以外の年金手帳をお持ちの方は、以下の書類でご確認ください。)
2.基礎年金番号通知書
3.国民年金保険料の口座振替額通知書
4.国民年金保険料の納付書、領収書
5.年金証書
6.各種通知書等(年金額改定通知書、年金振込通知書等)
7.平成28年度「ねんきん定期便」(平成28年4月から平成29年3月発送分)

上記の書類で確認できない場合は、次のいずれかでご確認ください。
①会社員の方などは、お勤め先の総務関係の部署にお尋ねください。
②「ねんきん定期便」をお手元にご用意のうえ、「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号」にお電話ください。後日、基礎年金番号が記載された書類を郵送します。
お近くの年金事務所の窓口でご相談ください。

日本年金機構ホームページ 年金Q&A 自分の基礎年金番号の確認方法

まとめ

今回は、令和2年度の年金受給額についてまとめましたが、

これは現在受給している人が令和2年度いくらもらえるのか、というものです。

今現在は受給していないが、将来の受給額を確認したい場合「ねんきんネット」「ねんきん定期便」で確認します。

いろいろ例外もありますが、一般的な形式でまとめましたのでご参考まで。

では。

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