試験に合格したときは「変な」自信があった

これまで様々な試験を受験してきましたが、当然1回で合格することはなくて複数回受験し合格したこともあります。

合格したときの試験はなぜかやたら自信に満ち溢れていたような気がする、というお話です。

これで落ちてもしかたない

複数回受験していると、その試験内容についてはかなり深く勉強しており精度が増していることが多いと思います。

問題を解いても間違えない・正答率が高い場合は本試験でもうまくいく確率が高まります。

もちろん過去の傾向がそのままなら、という条件がつきます。

まったく傾向が変わってしまうとか、試験会場の雰囲気とかで本領を発揮できないことも考えられます。

でも、不安はどちらにしても出てくるわけで、だったらもうやれることはやったという気持ちのほうがうまくいくような気がします。

「変な」自信と書いた理由

ここでなぜ表題に「変な」とつけたか、です。

正直、先ほどまでのは理想論で実際は「やれるところまでやった、もう大丈夫」という気持ちなんてわきません。

私はまずそんな気持ちはなく、どの試験も万全な状態で受験したことはありません。

どちらかというと穴だらけ。

そう、直前期は範囲を絞っていることもあって、これ以外の内容から出題されることも当然あります。

これ以外のところから出題されたらきっと凹みますよね。

1年間棒に振ることもありますからね。不安になります。

でも、その出題された内容が過去に一度も出題されたことのない難解なものだったらどうでしょうか。

周りの受験生もできない可能性が十分にあります。

そんな重箱の隅をつつくような細かい論点までカバーできる人ってそういないですし、そこを追い求めるのは試験勉強では絶対やってはいけないこと。

周りの受験生ができるようなところ、過去に出題された論点をまず固めておくことで気持ちの余裕が生まれます。

私が「変に」自信があったというのは、「周りの受験生に差がつかないような勉強ができた」という安心感です。

万全じゃないけどやることはやった。それが「変な」なんです。

過去のどの試験も、出題可能性が高い論点を中心に勉強してきましたので、おそらくこの論点ならほかの受験生も押さえてきているだろうと。

試験の内容にもよりますが、ほかの受験生より少し超えたぐらいで十分合格できると思うのです。

よく税理士試験は合格点の少し下くらいで団子状態になるようです。

少しの得点差ってたぶんケアレスミスなんじゃないかなと。

つまり、無理して細かい論点を追い求めるのではなく、受験生ができるところをいかに精度高くやるかということだと思っています。

とくに時間に余裕のない方ですとなおさらそんな細かい論点に手が回らないはず。

受験回数を少なくするためには「変な」自信をつけることが大事になってくると思っています。

「変な」自信のつけかた

私が個人的に思うのは、教材をしぼること。

何度もこのブログで書かせていただいていますが、私の場合はこの手段が一番よかったです。

直前期は追加で教材を買わないこと

資格試験で大逆転合格を狙うには

とにかく試験に出そうな論点を押さえること。

細かな論点は切ること。

過去問と直前期の内容を押さえておくこと。

これ以外の論点が出たらほかの受験生もできません。

実際、過去に受験した日商簿記1級の話をしたいと思います。

1級は5回受験しましたが、うち2回は申し込みだけして受験しなかったのです。

勉強していたのになぜ受験しなかったのか。

完璧を求めすぎるあまり、細かい論点に目が行って自信をなくしていたのです。

この時は独学していましたので、資格予備校の模試を受験したのですがまったくできません。

合格点をはるかに下回ったのです。

もうあきらめようかなと。

それが2回続きました。

ほんと今思えばもったいないことをしたなと。

5回目は過去問と大原の直前期を受講して挑みました。

すると、なぜか会場についても緊張しないんですよね。

問題は当然1級ですから難しいはず。

もちろん初めて見る問題もありました。

でも、まったく焦らなかったんです。

自分が今まで勉強してきた知識をフル活用してなんとか解ききったのです。

試験直後は「また次回かな」なんて思っていましたけど、なぜか前向きに考えられたんですよね。

実際92点も取れていてびっくりしたんですけど、今思えば「変な」自信があったから試験中も落ち着けたし対応できたのかなと思っています。

まとめ

今回は、資格試験に合格したときの「変な」自信があった話を書きました。

こういうのって資格試験に限ったことではなくて、仕事でなにかプレゼンをするときに十分準備しているわけではないんだけど「変な」自信があるときってありませんか?

イレギュラーな対応はいくら考えても外れます。

想定ができる質問を事前に整理しておくという安心感を作っておくこと、もしイレギュラーな対応を求められたらその場でこれまでの経験から絞り出して対応する。

精神論みたいですけど、意外とこういうのって大事じゃないかなと思っています。

では。

[事務所お知らせ]

編集後記

個人事業主&フリーランスを専門に対応するようにしてから、自分の中ではっきりとしたものが見えてきました。

自分が個人事業主だからというのもあるのかもしれませんが、同じ目線で仕事ができるのではないかなと思っています。

一番注目しているのは、士業の関与率が個人の場合特に低いということ。

たぶん自分でできるだろうということであえて税理士にお願いしないということなのかもしれませんね。

あとお金をかけたくないというのもあるかもしれません。

私は無理に税理士にお願いして、という話はしません。

だってその人の考えがあるからそこは邪魔したくありません。

ただもしご依頼をいただけたときには精一杯対応するし、もし対応できなければほかの方をご紹介するとかできると思うのです。

税理士や社労士はいらないけどちょっとチェックしてほしいとかいう単発のご依頼も全然いいと思います。

それくらい柔軟な、気楽な感じで税理士や社労士にご相談できる環境ができればいいなと思っています。

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