先日、お手伝いをしている社労士から質問を受けて調べて回答したのですが、かなり勘違いをしてしまいました。
事務所には別にお手伝いされている税理士兼社労士の方がいて、その人にも同じ質問をしていたようで回答が違うので混乱してしまったみたいです。
今回は2人に聞いたから気づけましたけど、これがもし1人で対応していたら大変なことになっていたなと。
なぜこんなことになったのか。そしてどう対応していけばいいのか。
今回は、今後の仕事の取り組み方も含めて書いてみたいと思います。
調べるときの手順
私が何か質問を受けて調べるときは、
2.根拠法令を読む
3.分からなければ書籍や国税庁HPなどネット検索をする
4.再度根拠法令を確認する
あれだけ条文が大事だと教わっていたのに…
税務職員になって初めて行われる研修では、条文の大事さを徹底的に叩き込まれます。
結局拠り所となるのは条文であると。
なので条文の引き方から読み方までじっくりと教わる機会があります。
毎回、条文を読むときは線を引く・カッコ書きはいったん飛ばして読むなど、条文の読み方もしっかり研修で教わっていたつもりでした。
しかし、税務調査や内部事務をしているうちにその意識も徐々に薄れて、ついつい図解の本に手を出して回答するという状況だったように思います。
忙しいという理由で根拠法令の確認という作業を怠っていたような気がします。
再度根拠法令の大切さを学ぶ
この出来事があってから、再度条文の読み方について学ぼうと思うようになりました。
条文をそのまま読むとすごく難しく感じます。
そこで、自分なりに条文を分解して分かりやすくします。
「自分なりに」というのがポイントで、参考書やホームページから作られている図解を引っ張ってくるのではなく自分で分解してみます。
すると、「あれ?この条文ってこんな内容だったんだ」とわかることがあります。
今は時間がありますので、気になったら条文を調べる癖はつけておいたほうがいいような気がしています。
特に法改正があったものは必ず根拠法令を確認する
特に直近で法改正があったものは、国税庁HPにパンフレットが掲載されます。
ここには条文の内容と図解が書かれているものが多いですが、これはあくまで説明上簡潔に書かれていたりするので条文をそのまま載せているわけではありません。
特に図解は注意が必要で、見方を間違えるとまったく見当違いのことが起こりかねません。
実際、今回の高額特定資産の内容はパンフレットの図解の見間違えから始まりました。
理解したとしても再度根拠法令を振り返ることは大切です。
最後に、ほかの方の意見も参考にしてみます。
これはネット検索してみて、複数人の考え方も確認しておきます。
ただこれは最終チェックのためで、自分なりの結論を出してから検討するのがいいのかなと思います。
今回も間違いが分かって自分で再度勉強したのち、ほかの税理士のホームページを見て再度確認をしてみました。
社労士業務にも活きる
このことは法律を扱う業務、私でいうと社労士業務にも活きてくると思っています。
条文だけでなく通達や指針などもありますけど、それらも実際の内容を確認してみることが大事です。
今助成金の書類作成を手伝っていますが、これには申請マニュアルや交付要綱などがあります。
申請マニュアルだけを読んでいれば済む話ではなくて、交付要綱も確認しないといけないということも。
私はそれすら分かっていませんでした。
言われるがままやっていたので、まったくそこまで頭が働かなかったのです。
その時にも根拠に振り返る大切さを学びましたね。
まとめ
今回は実際私がした失敗談から、根拠法令を確認する大切さを書いてみました。
間違うとお客様にご迷惑をおかけしたり契約解除や損害賠償も考えられる案件になりかねません。
そのくらい慎重にならないといけないなと。
特に今回の一件があって、必ずやることとして「根拠法令を確認する」という項目を付け加えていつでも確認するようにしてあります。
まだ影響がなくてよかったので早く気づけてよかったです。
では。
[事務所お知らせ]
編集後記
月1で抗うつ薬をいただくついでに血圧や体重など内科の診察を受けています。
3か月ごとに血液検査もしてもらっていて、今回はその結果の日でした。
中性脂脂が多いのは確かなのですが、ほかの数値が改善しているようです。
特に血糖値(HbA1c)が7.0以上を超えると糖尿病と判断されるようですが今回は5.9と正常ラインに。
これまで6.5とかギリギリラインだったんですけどね。
これも普段から泳いでいるからいいことだよ、とほめていただきました。
油断せずに無理のない程度で徐々に健康的な体になっていければいいなと思っています。
今日もジム行ってきます!