先日オンラインでの打ち合わせで、社労士会における年金相談センターに従事する方向けの活動についてどうするのかという話になりました。
私は初参加ですが、ずっと経験されている方ばかりで正直申し訳ない気持ちになってしまいました。
そこで出た話題が、年金相談センターをPRしたほうがいいんじゃないかという話でした。
PR活動の方法について
そもそも年金相談センターでの活動は、県にある社会保険労務士会の事務局で年金相談の業務に従事する活動をいいます。
月1回第2水曜日の午後からと決まっていて、事前予約をしていただくことになっています。
*同じ時間で労働相談も行われています。
年金相談でいうとほかにもありまして、
- 年金事務所
- 街角の年金相談センター
というものもあり、私はすべて参加させていただく予定になっています。
この中で今回は年金相談センターのお話。
年金相談センターは先ほどの2つとは違って社労士が主体で運営しています。
年金事務所は職員の方と混じって仕事を行いますし、街角の年金相談センターは社労士も従事していますが専属職員が駐在しています。
前置きはこれくらいにして、今回の会議ではこの年金相談センターのPR活動についての話題が出ました。
利用率はそれほど高くないのか、そもそも存在を知らないという方もおられるかもしれません。
税務署や役所にチラシを置いてもらえないか?
ある社労士から「役所にチラシを置いてもらったら」という話が出ました。
チラシは以前作っていたようですが、最近はどこにも置いていないようです。
業務未経験の私も意見を求められました。
私が税務署で勤務していたころ、源泉所得税事務のお問い合わせのついでに年金のことを聞かれたという話をしました。
社会保険料控除や扶養控除の質問と合わせて聞かれることが多く、職員は年金の専門家ではありませんのでお答えしないことにしていました。
なので、税務署に来署される方向けにPRをしてみてもいいのでは?、と提言させていただきました。
もちろん税務署へ来署される方には会社の方もいらっしゃいます。
年金をもらっている方だけでなく今後もらう予定の方にも周知できるのではと考えました。
このことは、市役所や役場でも同じことが言えて、住民税を納めるとか住民票を取りに来たりする方にPRすることも可能だと思うのです。
ネットで社労士会のHPを見れば案内は確かにあります。
しかし、年金をもらっている方は高齢の方であることを考えると、ネットを見るよりかは紙ベースでPRしたほうがいいんじゃないかという意見も出ました。
チラシをどう配布する?
チラシを置いていただくには、役所の了解を得る必要があります。
どうやって配布するのか、そこまでは今回の会議では決まりませんでした。
まあ方向性だけ決まったような形です。
もし税務署に置くという話になったら私が行くことになったりするのかなと…(苦笑)。
どこに相談したらいいのか分からない
年金の問題に限らずですが、どこに相談したらいいか分からないという話はよく耳にします。
税金でも地方税なら市役所などですし、国税なら税務署です。
自分でネット検索するという方法もありますが、誰でも可能かというとそういうわけではありません。
年金相談センターの開設は和歌山市内だけです。
和歌山県は縦長ですので南部地域は遠く感じます。
なので南部にお住まいの方がわざわざ和歌山市内まで来て相談するかというと厳しいかなと。
その場合は年金事務所に来ていただく方法しかなくなります。(街角の年金相談センターも和歌山市内です)
それで本当にいいのかなと。
どこまで需要があるのかというのもありますけど、たまには役所の一室に相談所を設けるとか、定期的に巡回するというのもありなんじゃないかなと思います。
ただ、コロナ禍ですから開設することも難しいのかもしれませんけど。
今は事前予約をお願いしているので、当日までに予約がなければ開設しなくてもいいわけです。
リモートで相談を受けるということも可能なのかなと思いますしね。
ただ電話での相談はなかなか難しい。
せっかくの機会ですからいろいろPRの方法を考えていくというのもいいなと感じています。
まとめ
今回、年金相談センターの相談員をやらせていただくことになり、PR活動のお話が出てきたので自分の考えを改めて書いてみました。
PRする場は一見関連なさそうに見えても実はつながっていたりすると思うんです。
税務署もそうで一見税金だけを扱っていると思われがちですが、質問の内容によっては年金の話題も出てきます。
ただ情報をばらまけばいいというわけでもないので難しいところですけど。。
では。
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