私がこれまで経験してきた資格試験を振り返ると、試験で出題される科目が関連していたり仕事との関連が深かったものを選んでいたような気がします。
思うに、関連性があるものを勉強していったからモチベーションが続いたのかなと。
勉強するからには興味があったり役に立つものを勉強したいじゃないですか。
そこで今回はこれまで取ってきた資格の関連性について自分なりに分析してみました。
最初は公認会計士試験の受験から
合格できなかった資格ではありますが、公認会計士試験の勉強がその後の資格取得につながっていきます。
私が公認会計士試験を受験していたときは、ちょうど今行われている試験制度へ旧試験制度から移行する過渡期でした。
3回受験しましたので旧試験と新試験両方の勉強をしているという状況です。
なのでほかの受験生より多い科目を勉強していました。
結果的に、経営学と民法は両方勉強したことで国税専門官試験で有利に働きました。
試験科目にあるそれぞれの科目との関連でほかの資格取得に活かせます。
勉強の効率化が図られるため短期間で合格点を取りに行けるというメリットがあると思います。
業務との関連で資格取得
国税専門官として採用され税務職員として勤務してきました。
働きながら税理士試験と社会保険労務士試験に合格したわけですが、これらは関連する業務を行っていたことから取得を目指したものです。
税務署勤務中は税務調査と源泉所得税事務が主な業務でした。
税務調査では法人税や消費税・所得税の知識が必要になりますし、簿記の知識も当然必要です。
税理士試験は結局簿記論と財務諸表論は試験合格しましたが、税法科目は税務職員だったからこそ免除制度を利用することができました。
もちろん法人税と消費税は試験で受験していますし、その後も勉強は続けていますけど。。
源泉所得税事務をしていたからこそ、社会保険料控除の質問を受ける・年金の質問を受けているうちに社会保険労務士の資格を知るということもありました。
働いているなら業務と関連する資格を
お仕事されている方が資格試験を勉強するというのはとても素晴らしいことだと思います。
ただネックになるのは勉強時間の確保とモチベーションの維持なのではないでしょうか。
朝から夜遅くまでお仕事されているとなると勉強時間はどうしても限られてしまいますし、ついつい仕事を理由に勉強から遠ざかりたい気持ちも分かります。
そこで、私はできるだけ業務に関連のある資格を受験したほうがいいと考えています。
何気ない仕事の中でも資格がないとできないものもあったりしますし、自己研鑽の結果として試験を受けてみるというものもあります。
例えば、
- 経理なら簿記検定から税理士試験へ
- 人事労務なら社会保険労務士試験へ
私のように普段の仕事内容から資格を選ぶということもできます。
お客様との対応をしていて「もっとこの知識を得たいから資格を取る」ということも考えることができます。
もちろん資格を取ることだけがすべてだとは思いませんし、いろんな資格すべてが将来の役に立つとは思いません。
趣味の延長上の資格も巷にはあふれていますのでそういう資格を活かして仕事をするとうのは厳しいかもしれません。
ただ、今後会社勤めをずっと続けていけるような時代は終わっていくでしょう。
いつクビになるか分からないような状況で、同じような仕事を続けることはできなくなってくるでしょう。
そんな時に、手に職をじゃないですけど資格を活用することで自分の身にあった活動ができる可能性が出てきます。
私が公務員を退職して税理士&社労士となれたのも資格があったからです。
今自分の生活リズムが以前よりはるかに安定しているのが分かります。
やりたいことに集中できているという嬉しさからでしょうか。
業務に関連した資格を取得したことで、業務の内容をさらに理解できるようになったりします。
働きながら何か資格を取りたいと思うのなら、まずは身近にある業務内容から目指せる資格がないかどうか調べてみるといいかなと思います。
まとめ
今回は、過去に受験した資格試験を分析してみた結果を書いてみました。
結局、根底には公認会計士試験があったことと、業務に関連した資格を取っていったことがあげられます。
仕事に関係がない・それほど興味がわかなかった資格は私は続きませんでした。
勉強意欲はあるけど何を初めていいか分からない方は、参考になさってみてください。
では。
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