税務職員では税理士試験がいずれ免除になることから、もう1つ資格を取っておこうと思っていました。
ちょうど源泉所得税事務をしていましたので、その業務の関連する社労士を勉強し始めました。
もちろん税理士試験も簿記論と財務諸表論は試験合格しましたし、税法も受験したことがあります。
試験が終わるとまた習慣づいているのか次の資格を受けたくなってしまっていました。
しかし、今は資格のための勉強は中断しています。
受験のための費用がかかる
私は、税務署勤務中に税理士や社労士の勉強の他にもいくつか資格に手を出した時期があります。
資産税に興味があったので宅建士や不動産鑑定士、学生時代に目指していた公認会計士など。
しかし、どの資格もTACなどの予備校に申し込むことになり何十万もの受講料がかかります。
特に不動産鑑定士や公認会計士は勤務しながらの勉強は困難です。
1日8時間とか勉強するわけですから。
しかも絶対どれも中途半端になるの分かっているのに。。
正直この散財したお金を貯金したり他のことに使っておけば、といまだ後悔することもあります。
税理士&社労士の知識向上と維持でいっぱいいっぱい
他の資格に合格したとしても、今持っている税理士や社労士の知識の維持や向上が必要です。
毎年のように改正が入りますし。
実際、「自分がどういう業務をやっていきたいか?」がはっきり決まっていませんでした。
だから次から次へと資格を受けていってしまったのです。
退職する前から自分は税理士や社労士として活動したい、税務調査や年金事務所などの調査を専門にしていきたいと考えるようになって、
税理士や社労士の資格だけを十分に活かそうと思うようになりました。
ひとりで対応する限界
私はひとりで今後活動していくつもりなので、他の資格を取得(例えば宅建士)したとしてもその宅建業務も含めて十分にお客様を満足できるものを提供できないのでは、と考えたのです。
もちろん仕事の幅は広がりますしお客様も増えて売上が増えるかもしれません。
しかし、私は業務の拡大よりも自分の生活にゆとりを持ちたいですし、まず生活ができればそれでいいと思っています。
また、お客様に真摯に対応するには、資格ではないもの(例えば、話し方やマーケティング方法・ブログでの情報発信など)や、他にもやりたいと思うことがたくさんあります。
資格は自己満足にすぎなかったのではないか。
資格を取るとそれで終わり、のような感じだった気がします。
業務に必要な資格は大事に扱っていきたいと考えるようになって、税理士と社労士以外の新たな資格は目指さないようになりました。
まとめ
「資格取得が目標になってしまった。」
私が資格を中断した理由がここにあります。
資格を活かすという発想がそもそもありませんでした。
自己満足だけで、いざ今後お客様を対応する時には役に立たない知識かもしれないのです。(もちろん話のネタにはなるかもしれませんが)
資格ですと興味のある分野だけでなく他のことも勉強しなければならなくなり、モチベーションが上がりません。
やる気もなくす可能性もあります。
資格の勉強が苦痛になるのは本末転倒かなと。
自分から勉強したいものは資格じゃなくても勉強しますし、まずは持っている資格をどう活かしていくかを考えようと思っています。
では。
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