パニック発作が出たときの対処法

税務署勤務中にうつ病を発症しある時期からパニック障害を併発しました。

それは突然でした。

朝の通勤電車内で急に息苦しくなったのです。

少しすると落ち着きましたが、それが毎日続くようになりました。

そんなパニック発作が起こった時、私はどう対処していたのかついて今日は書いてみたいと思います。

電車内で落ち着ける場所をさがす

パニック発作で大きいものはこれまで3回あります。

都内税務署へ通勤していたときいつも地下鉄の車内で苦しくなっていました。

朝の通勤ラッシュを避けることは当然で朝6時半ごろには家を出ていました。

でも都内の地下鉄はまあどの時間も混んでます。

座れるのが一番いいんですけどなかなか座ることができません。

そこで、混んでいる電車内でも、

  • ドア付近:いつでも降りられるように
  • 車両の連結部付近:(気持ち悪くなり吐いたときに)目立たないように

をできる限り死守するようにしていました。

どちらももたれかかるように立つと安心でした。

駅のベンチの場所を把握

パニック発作が起こると息苦しくなるので意識的に休憩するようにしていました。

最適だったのは駅のホームにあるベンチ。

都心の税務署では朝9時始まりだったのですが6時半に家を出ているので2時間半あります。

いつ発作が起こってもいいように駅のベンチの場所を探すようにしていました。

よく利用していたのは、

  • 東西線 高田馬場駅
  • 東西線 茅場町駅
  • 東西線 大手町駅
  • 日比谷線 恵比寿駅
  • 日比谷線 六本木駅
  • 都営大江戸線 中井駅
  • 都営大江戸線 代々木駅

です。(すいません、東京以外の方はなかなかピンとこないかもしれませんね)

ベンチに座っていると私と同じような症状だと思われる方と出会います。

顔ぶれがいつも一緒なのです。

ひょっとしたらみんな同じような悩みを抱えているのかもしれないなと思ったり。

ベンチではただ目を閉じたまま落ち着くのを待っていました。

飲み物は必須です。

水分をできるだけ多くとって、長い時は1時間近く過ごしていました。

ベンチはたまに満席になっていたりするので、その時は次の駅まで我慢していました。

通勤経路を変える

ベンチ作戦も効力がなくなる時が来ます。

そうなると通勤経路を変えてみました。

税務署では、通勤経路の変更はできますが一番安い料金でしか通勤手当が支給されません。

追加料金は発生してしまいますが仕方ないことです。

都内なのでいくらでも通勤経路は変えられました。

JRを使って地下鉄、都営で行くかメトロにするか。

通勤届を頻繁に変更していたので総務課の方にはご迷惑をおかけしていましたね。

休職か職務配置を変えてもらう

やっぱりそもそもの根本原因は何かというと職場環境にあります。

脳がエラーを起こしているからうつ病になったりパニック発作になったりするのです。

上司や周りの方にご理解いただくしかないなと。

私は上司が変わるたびに過去にパニック障害が出たことを伝え仕事内容を調整してもらったりしていました。

それでも改善しない場合はやむを得ず休暇を取ったり休職したり。

ある時、電車内でパニック発作が起こり上司に駅まで迎えに来てもらったことがあります。

最寄り駅についたとたんに発作が起こりました。

早い時間に出勤する上司でしたので連絡をすると来ていただけました。

周りの方にご迷惑をおかけするので、事情はしっかりとお伝えするようにしていました。

薬を飲むことと休む・寝る

最後はここにたどり着きます。

結局自分次第なんですよね。

医師から処方される抗うつ薬をしっかり飲む、眠れなければ睡眠薬を処方してもらう。

しっかり休む・寝る。

朝はもともと弱かったのでつらかったです。今もつらいときがありますけど。

でもパニック発作が起きるときは前日十分に休めてないんですよね。

それは身体だけでなく精神的にも。

仕事でミスをしたり納税者からクレームがきて対応をしていたときはやっぱり帰宅しても頭に残っています。

ショックを受けているので夜も眠れなかったりします。

人間関係もそうです。

上司や先輩たちとの飲み会で気を使って帰宅するとやっぱりしんどいなと。

できる限りそういう嫌な記憶は忘れて翌日に切り替えることは大事かなと思います。

まとめ

和歌山に帰ってきてからはパニック障害は出ていません。

ちなみに地下鉄ですけど、例えば土日祝日に乗っても何も起こらないんですよね。

地下鉄のあの閉鎖的な雰囲気でダメになる方もいらっしゃるようですけど、私は休みの日は大丈夫でした。

平日の朝の通勤がそれだけ苦痛だったということなのでしょうか。

では。

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