これから確定申告書を作成して提出し納付または還付を受ける方も多いと思います。
個人事業主やフリーランスの方であれば、令和3年1月から12月までの収入と経費を計算して確定申告書を作成していくことになります。
作成するときにはいろいろな方法があると思いますが、できるだけ手間はかけたくないもの。
そこで、私がおススメする確定申告書作成方法について今回は書いてみたいと思います。
手書きではなく「確定申告書等作成コーナー」で作る
確定申告書を作成するときに、税務署へ行って申告書をもらってきて手書きされていたりしませんか?
手書きをするとどこに記入するかという勉強にはなりますけど正直おススメしません。
まず間違えます。
すべて手書きされていると正直どこかが間違えられている印象です。
できれば集計ミスや記入ミスはしたくないものです。
そこで、国税庁ホームページにある「確定申告書等作成コーナー」を利用しましょう。
インターネット環境があれば利用することができますし、スマホでも利用できます。
自動計算もしてくれますし、入力すべきところは指示をしてくれます。
出来上がった申告書は印刷して提出することもできますし、e-Taxで電子申告することもできます。
手書きよりは正確にかつ時間はかからずに作成できるかと思います。
マイナンバーカード
申告書を提出する方法には、
- 印刷して税務署で提出
- 印刷して郵送で提出
- e-Taxで電子申告(スマホで申告も含む)
などの方法があります。
この中ではe-Taxでの電子申告が便利です。
e-Taxを利用するには、マイナンバーカードが必要です。
マイナンバーカードを持っていない場合は、IDとパスワードを税務署で発行してもらえたらe-Taxを利用することができます(ID・パスワード方式)。
パンフレットか本を1冊買っておく
国税庁ホームページや税務署へ行けば、確定申告書の手引きというパンフレットがあります。
こちらのパンフレットを1部もらってきて手元に置いて確認されるといいかなと思います。
確定申告書等作成コーナーを利用する前や、ご自身で分からないところを確認するときに利用されることをおススメしています。
もちろんパンフレットなので無料で手に入ります。
私もこの時期は毎年手に入れるようにしています。
また、もしパンフレットを見てまだ理解できないなとか、もっと詳しく知りたい方は本屋に足を運んで本を購入してもいいと思います。
私もパンフレットのほか、確定申告書の作成本を1冊購入するようにしています。
以下のこの本は毎年購入していますね。
まずはパンフレットだけでも手元に置いておきましょう。
確定申告も毎年改正があったりしますから。
タックスアンサー
これは疑問点を解消するために国税庁ホームページにあるQ&A方式で書かれてあるものです。
確定申告書を作成するときに疑問に思ったことをここでまず調べておくと回答が出ていたりします。
できれば利用したいところです。
税務職員もこれを参照して回答したりしますので。
インターネットが利用できる環境にあるかどうか
ここまで書いてきましたけど、パンフレットの入手以外は国税庁ホームページを利用する・インターネットが利用できるかどうかでずいぶんと変わります。
なので高齢の方が確定申告をされる場合、インターネットを使いこなせる方はそう多くありません。
税務署にて書類をごそっと持ってきてその場で手書きされる方の多くはインターネットに抵抗がある方です。
仕方ないことなのかもしれませんけど、それで放置しておくのはもったいないですよね。
私もそれほどパソコンに詳しいわけではありませんけど、インターネットは仕事でもプライベートでも使っています。
使わないと拒否するのではなくて一度使ってみるとか、誰かに教えてもらうというのでもいいと思うのです。
時代の流れとしてインターネットを使いこなせないと世間から取り残されていくような気がします。
手書きは一見楽そうに見えて意外と大変です。
そういうのはツールに任せて自動計算してもらいましょう。
まとめ
今回は確定申告書作成のためにおススメしていることを挙げてみました。
他にもあると思いますけど最低限利用していただきたいものをピックアップしてみました。
会計ソフトを利用するというのも時間短縮の1つです。
もし会計ソフトがなければExcelで集計するでもいいでしょうし。
ただやっぱりパソコンの利用・インターネットを利用するというのが前提です。
苦手意識があってもやってみればなんとかなるものです。
ぜひチャレンジしてみましょう。
では。
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