私の趣味というほどのものではないのですが、電車の時刻表を見るというのがあります。
小さい頃は、季節ごとに本屋で時刻表を購入して見ていました。
今やスマホで乗換案内を見てしまうので購入することはなくなりましたけど。
鉄道オタクというわけではないと思っていますが、なぜかひかれてしまいます。
旅行をした気分になれる
小さい頃から電車に乗るのは好きでした。駅名を覚えたりしてましたし、この駅で乗り換えたらこういうところに行けるんだと発見もあり、出かけるときは事前に時刻表で調べていました。
当日も時刻表片手に乗り換え駅と乗り継ぎ時間を考えて行動するような感じでした。
そんなに頻繁に電車には乗りませんでしたが、時刻表にある情報を見るだけで電車で旅をしている感覚になっていました。
始発でこの駅出たらどこまで電車で行けるんだろう、とか思うとわくわくしてましたね。
今ではスマホにある乗換案内を見ています。
しかし、乗換案内ですと、どうしても最短時間で着く、乗換回数が少ない、料金が安いということぐらいか出てきません。
ちょっと魅力が欠ける印象を持っています。
目的地へ行くルートを考える
近いうちに和歌山から名古屋へ行く予定を立てています。
もちろんコロナがありますから慎重になっているところですが。
和歌山から名古屋まで乗換案内で見てみると、
和歌山から新大阪:特急くろしお→新大阪から名古屋:東海道新幹線のぞみ、
という最短時間で行けるルートがまず出てきます。
最短ですが、新幹線に乗ることにより料金が高くなります。
和歌山から名古屋まで自由席利用で7,860円かかります。
他にもありますが、新幹線をのぞみからひかりに変えるものとか、新大阪まで特急ではなく快速や普通で乗り換えていくなどが出てきます。それでも7,370円とそれほど安くなりません。
最も安く行くには、大阪まで行って高速バスに乗ることなのですが、渋滞があったりして時間が読めません。
実は、今回名古屋に行くのにはある目的がありまして、
「近鉄特急 ひのとり」 に乗車したいのです。
近鉄をご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、大阪・京都・奈良から名古屋や伊勢志摩まで運行している電車で、大阪難波から近鉄名古屋まで近鉄特急というのが走っているわけです。
この近鉄特急の新車両が今年4月から運行開始していまして、それが「ひのとり」という名前の車両です。
プレミアムとレギュラーに分かれており、特にプレミアムの座席が新幹線のグリーン車よりすごい噂になっています。
この「ひのとり」、一部の近鉄特急でしか運行されていません。
和歌山から乗換案内を見ても、その時間に合わなければ「ひのとり」は出てこないのです。
ここで、私は乗りたい「ひのとり」の時間から逆算して、和歌山を出発する時間を決めます。
その時に役立つのが「時刻表」なのです。
ひのとりの大阪付近での停車駅は、大阪難波・大阪上本町・鶴橋という駅です。
和歌山からこの近鉄電車に乗るときは、天王寺を経由し鶴橋が最寄りとなります。
その鶴橋駅の時刻表を見て、天王寺の時刻表を見て、和歌山の時刻表を見て、というように遡っていくのです。
そうすると、乗換案内にも出てこないような電車に乗れたりしますし、実は料金も新幹線を使うより安かったりします。
多少時間はかかってしまいますが、これは仕方ありません。
「ひのとり」に乗れたらいいのですから。(これこそ鉄道オタクかも…)
時刻表を見ることで、乗換案内には出ない違うルートだけど接続がよかったり、観光や風景を楽しめたり車両が新しいものだったりと新たな発見があります。
乗換案内も便利ですが、時間に余裕があるときはこれに従わずに行動するのも楽しいです。
*東京に住んでいる方が和歌山へ行くには、名古屋から三重県を経由して紀伊半島を回っていったほうが早いのか、と聞かれることがあります。
名古屋から南下して三重県の海沿いを通り和歌山県新宮市まで来て乗換え、和歌山へ行くルートはものすごく時間がかかるうえに料金が高いです。
名古屋→新宮→和歌山ですと、特急ワイドビュー南紀→特急くろしおを乗り継いでも7~8時間かかります。。
本数が極端に少ないのです。
通常、東京からの場合は新大阪から出る「特急くろしお」で来られます。
ただ、紀伊半島を回ると海沿いを走りますので、景色がきれいです。
何もなければこのルートもありかなと。
まとめ
今回、名古屋へ行くという予定があったので、調べているうちに時刻表の記事を書こうと決めました。
乗換案内だけでなく時刻表も使うと便利だし楽しいですよ、というのを書いてみました。
伝わりましたでしょうか。。。
では。
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